- 「雇用調整助成金」特例措置 現行水準(上限1万5千円)で来年2月末まで延長へ!
先日の配信で主要中小支援策のひとつである「雇用調整助成金」特例措置の延長について触れましたが、来年2月末まで延長されるとの報道がありました。
「政府は、来月末に期限を迎える雇用調整助成金の上限額の引き上げなどの特例措置について、現在の水準のまま、来年2月末まで延長する方針を固めました。」
- 「与党から、厳しい雇用情勢が続いているとして、特例措置の継続を求める提言などが出されたことや、感染が再び広がってきていることなどから、現在の水準のまま、来年2月末まで延長する方針を固めました。」
- 「一方、来年3月以降は、雇用情勢が大きく悪化しないかぎり、上限額や助成率を段階的に縮小することで調整を進める方針です。」
本日の新聞各紙では、4都道府県(大阪、北海道、東京、愛知)で飲食店への時短要請が表明されたとの記事が載っておりますが、今後の新型コロナ感染拡大による景気への影響が大変気になります。これを受けての雇用調整助成金特例措置の延長かと考えます。
ちなみに、懇意にしている某事業者様が教えてくれたことですが、今年の4月以降の雇調金への申請件数・支給決定額が下の厚労省HPページ(一番下)に載っております。
- 厚労省HP>>https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07.html
- 4月から11月25日現在までの8カ月で、申請件数は約200万件、支給決定額が2兆2千億円を超えております。
- 全国の事業者数は約350万(99%は中小・小規模)と言われてますので、本当に多くの事業者様が当助成金を活用されたことになります。つまり、一時的にでも休業せざるを得ないほど厳しい時期であったかと思います。
新型コロナ感染拡大に関し、もうこれ以上広がらないこと、景気が悪化しないことを切に願うばかりです。