- 厚生労働白書2020概要の紹介:「2040年が高齢化のピークに」
本日は、直接今のビジネスには関係ないかもしれませんが、最近厚生労働省が公表しました「厚生労働白書2020」をご紹介します。現在進行中の「少子高齢化」の現状・課題、高齢化がピークになる「2040年問題」の見通しなどについて書かれております。白書本文は500ページのボリュームですので、以下の概要版のみ紹介します。
- 厚生労働白書2020概要版(16枚ものです)
>>https://www.mhlw.go.jp/content/000684406.pdf
当白書については、新聞各紙が記事を掲載しておりますが、以下ポイントになります。
- 「65歳以上の高齢者人口は19年の3589万人から、40年には3921万人に増加する見通し。高齢化率は28%から35%に高まる。平均寿命も延び、40年時点で65歳の男性の約4割が90歳まで、女性の2割が100歳まで生きると推計した。」(日経新聞)
- 「担い手不足・人口減少の克服に向け、女性と高齢者が働きやすい環境づくりや就業意欲を高めてもらう取り組みを進め、就業率を一層高めることが必要」(福祉新聞)
- 「高齢者人口がピークを迎える2040年に、医療福祉従事者は全就業者の2割に当たる1070万人必要になると推計し、人手不足や人口減少が進む中、ICT(情報通信技術)を活用するなどして生産性を高めることが急務」(福祉新聞)
高齢者人口のピークは2040年とのことですが、社会保障費も増え続けて2040年には約190兆円の見通しだそうです。(2019年実績は117兆円)20年後、当方は77歳ですが、その時に日本の社会経済はどうなっているのでしょうか?
AI・IoT・5G(その頃は7G、8Gなのでしょうか?)など情報技術やロボット化が加速度的に進展していく中、どのような超高齢化社会になっているのでしょうか?見てみたいです。