昨日の配信記事で速報としてお知らせした通り、ものづくり補助金において今年最後の公募回になると思われる第18次公募が開始されました!1か月前の12月末に第17次公募が開始されたばかりですので、びっくりです!同じ補助金で2つの公募回が並行して実施されるのは異例の事かと思います。
1)17次、18次の公募スケジュール
2つの公募回が同時進行になりますが、上のスケジュール表にある通り17次と18次では対象となる申請枠が異なりますので注意が必要です。申請者が多い主要申請枠である「製品・サービス高付加価値化枠」(旧通常枠)は18次公募公募でしか申請できません。18次公募の申請締切は3月27日になります。個人的な予想ですが、今年のものづくり補助金公募は、以下の理由で今回の18次で最後になるかと思われます。
- 中小企業庁は「令和5年度補正予算に基づく公募は2回程度を予定」としていること。
- また、「補助事業実施期間は、いずれの公募回においても令和6年12月10日まで」としており、更にもう1回公募を実施することはスケジュール上困難であること。
そうすると、次回の19次公募は約1年後になると考えた方が良いでしょう。ものづくり補助金への申請を検討している事業者は、このことを前提に今回の18次公募へ申請するか否か考えていただければと思います。
18次公募へ申請予定の事業者は、以下の資料を熟読の上、申請準備を急ぐ必要があります。
①18次公募の公募要領 >> はじめに (monodukuri-hojo.jp)
②今年のものづくり補助金概要資料 >> r5_mono_shogyo_service.pdf (meti.go.jp)
2)17次、18次公募で同時並行となる省力化(オーダーメイド)枠について
「省力化(オーダーメイド)枠」は、17次、18次の両方で申請対象になっています。この枠へ申請する事業者は、どちらかの公募回を選択する必要があります。(両方の公募回へ申請することはできません)公募の内容は両方とも同じかと思います。「どちらが採択されやすい?」ということもないと考えます。唯一の違いは「実施期間の長さ」になります。補助事業を実施期間内に完了することに不安のある方は、できれば(実施期間が1か月ほど長い)17次公募へ申請する方が良いでしょう。