先週、次回のものづくり補助金10次公募が開始されました!先日お伝えしたとおり次回公募より3つの申請枠が申請され、補助スキーム(補助上限枠など)も大きく変更になってます。以下、今回公募のサマリー表になりますが、各申請枠について簡単に解説したいと思います。
- 公募開始:令和4年2月16日(水)
- 申請受付:令和4年3月15日(水)>>電子申請ができるようになります。
- 応募締切:令和4年5月11日(水)
- 採択発表:令和4年7月中旬
詳しくは、以下の資料をご一読ください!
- 公募要領(本文) >>https://portal.monodukuri-hojo.jp/common/bunsho/ippan/10th/reiwakoubo_20220216.pdf
- 公募要領(概要版) >>https://portal.monodukuri-hojo.jp/common/bunsho/ippan/10th/gaiyou_20220216.pdf
1)通常枠
補助率は今までと同じ(小規模事業者・再生事業者2/3、その他は1/2)ですが、補助金額の上限が従業員規模毎に以下のとおり変更されます。ご注意ください!((貼り付けている画像は、ものづくり補助金総合サイトから引用です)
以下の表にあるとおり、次回公募より資本金10億円未満の「特定事業者」も補助対象、つまりものづくり補助金へ申請できるようになります!(これは全ての申請枠で有効です)
申請要件は、以下のとおり今までと同じですが、給与支給総額と最低賃金の計画未達の場合の返還規定にはご注意ください!(これは全ての申請枠に適用されます)
加点項目ですが、上の「1.公募要領(本文)の27ページに記載してあります。新規の加点項目もありますので、しっかりとご確認ください。(新しい加点項目「デジタル技術の活用及びDX推進の取組状況」、「パートナーシップ構築宣言」など)
2)グローバル展開型
グローバル展開型の概要は以下のとおりで、前回から大きな変更はありません。
3)「回復型賃上げ・雇用拡大枠」4)「デジタル枠」
両方の申請枠の補助上限額は通常枠と同じですが、各申請要件は満たせば、補助率UPの上、加点されます。(ただし、小規模事業者の補助率は通常枠と同じ2/3と変わりません)通常枠と比べて、少し採択されやすいかと推察します。デジタル枠の追加申請要件として、「DX推進指標の自己診断」や「SECURITY ACTION自己宣言」が必須のようですので、ご注意ください。
5)グリーン枠
温室効果ガスの排出削減に資する革新的な製品・サービスの開発や炭素生産性向上を伴う生産プロセス・サービス提供方法の改善等を行う事業者が対象となります。補助上限が、他の申請枠と比べ上限2000万円と増えています。グリーン枠で申請するには、「炭素生産性向上の取組及び温室効果ガス排出削減等の取組状況」という書類を作成する必要あるようです。
以上、長くなってしまいましたが、なんらかの経営革新、特にデジタル化・グリーン化の事業を取り組まれる場合、本年も通年公募である「ものづくり補助金」の活用をご検討いただければと思います。