1)来年までの経産省主要補助金の公募スケジュール予想、及び注意点について
以下、当方が考える来年までの経産省主要補助金の公募スケジュール予想になります。各主要補助金の公募について、昨年までは基金化することで年に3~4回ほどの公募締切を設ける「通年公募」といえるものでした。本年度は単年度予算になったこともあり、2~5月に公募が集中し、それ以降は来年まで公募が実施される予定はありません。(一部の補助金を除き)
今年6月改定された「新しい資本主義の実行計画」(ap2024.pdf (cas.go.jp)には「中小・小規模企業向けの既存補助金についても、利便性を高める執行改善を行う」と書いてはありますが、単年度予算になった以上、来年の公募も以下のスケジュール表のとおり、今年と同じようなスケジュール感になるかと予想します。
(注)主要補助金は毎年補正予算に計上されます。以下の公募スケジュール予想は、あくまでも今年も補正予算が策定され、その中に関連費用が計上されることが前提となっています。(⑤の省力化投資補助金は基金化されてますので、この補助金だけは間違いなく公募が実施されます。)
【主要補助金を活用する上での注意点】
- 特に人気のある「ものづくり補助金」「持続化補助金」については、来年も2~5月の期間に2回ほど公募があるだけかと予想します。(6月以降は年末まで公募はないと予想)
- 来年予定している設備投資・販売投資で上記補助金を活用したい事業者は、上記スケジュール予想を考慮して計画することをお勧めします。(ただし、あくまでも当方の予想であることはご留意ください)
2)今後の各主要補助金の公募について
①ものづくり補助金・②持続化補助金
本年同様、来年も2~5月の期間に2回ほどの公募締切があるかと予想します。
③IT導入補助金
本年同様、来年も2~8月の期間に毎月1回ぐらいの頻度で公募があるかと予想します。
④事業承継・引継ぎ補助金
本年同様、来年も2~6月ぐらいの期間に3~4回の公募締切があるかと予想します。
⑤省力化投資補助金
一番の目玉補助金ですが、今後2年間は2か月に1回の頻度で公募が実施される予定となっています。(通年公募と言えますね)補助対象となる商品カタログは随時行使されますので、今後導入したいと思う商品が追加されるかもしれません。その場合は、是非申請してください。
⑥事業再構築補助金
この補助金については、いづれ廃止なる方向かと思います。今後公募があったとしても、あと1~2回ぐらいではないでしょうか?