先週22日、IT導入補助金の本年最終公募(7次等)の採択結果が発表されました。
採択結果サマリーは下の表のとおりですが、採択率が大幅にダウンしております。前回86%だった採択率が、今回は70ポイントダウンの16%となりました。(参考データとして前回10月3日公表分の採択結果も掲載しています。)
採択率ダウンの要因として、以下のことが考えられますが、個人的には下の1.の要因が大きかったのではと推測しています。
- 今回は最終公募であり、残っていた予算額が非常に少なかった。
- 先月に発覚した不正受給問題を受け、審査が厳しくなった。
来年のIT導入補助金公募に関しては、先日の配信記事に書いた通り、政府は事業業者の省力化・デジタル化を強力に支援する方向ですので、今回の低い採択率は一時的なものであり、来年も70~80%ぐらいの高い採択率になるのではないか個人的に予想(期待)しています。とはいえ、不正受給問題の影響で採択率がかなりダウンする可能性があるかもしれません?
【速報】政府が経済対策を閣議決定!その中の補助金等の事業者支援策を解説します! – YMO
来年の公募開始は2月頃と予想します。本年同様に月1回の高頻度で公募があるかと思います。来年に新しいITツールの導入を検討されている事業者は、当補助金の活用を検討いただければと思います。
最後に、不正受給問題を受けて、事務局HPに以下の注意喚起が掲載されていますので、ご紹介しておきます。