1)IT導入補助金「デジタル化基盤導入枠」1次締切分の採択結果
本年度のIT導入補助金(https://www.it-hojo.jp/)の目玉である「デジタル基盤導入枠」の1次締切分(4月20日締切)の採択結果が、以下の通り発表になりました。(事務局HPよりの抜粋)
以下、当方の感想になります。
①1回目の締切分ということもあり、申請数が650者とかなり少ない数字になりました。今後はほぼ半月毎に公募締切が設定されていますが、申請者数は増加していくかと予想します。
②申請者数が少なかったこともあり、採択率は87%と異様に高い数字となりました。(566者/650者)今までのIT導入補助金では、添付資料等の申請不備により不採択になる申請者も結構多いような話も聞いています。そう考えると、今回は申請上不備の無かった事業者は、ほとんど採択されているのではないかと個人的に推測しています。ちなみに、2021年度のIT導入補助金の採択率は50~60%ほどでした。
今後、申請者数が増加していけば、採択率も下がっていくのが普通かと思います。しかし、「来年10月に迎えるインボイス制度導入への対応支援が必須」という政府の意向を踏まえ、今後の採択率も昨年度の数字を大きく上回る数字(70~80%)で推移することを期待したいと思います。(あくまでも個人的な期待・予想になりますが)
2)今後の公募スケジュール、及び当補助金の活用について
今後のIT導入補助金の最新公募スケジュールは以下の表のとおりです。他の主要補助金とは異なり、頻繁に公募締切を設け、その都度採択結果を公表する予定です。デジタル化基盤導入枠はほぼ半月毎、通常枠では1か月毎の締切設定となっています。9月以降の締切スケジュールは後日公表される思います。
皆さまは既にご存じかと思いますが、IT導入補助金「デジタル化基盤導入枠」とは、「中小・小規模事業者に、インボイス制度も見据えたデジタル化を一挙に推進するため、会計ソフト・受発注ソフト・決済ソフト・ECソフトの導入費用に加え、PC・タブレット、レジ・券売機等の導入費用を支援する」ものです。以下その概要になりますが、事務局サイト(https://www.it-hojo.jp/)にある情報をよく理解の上、補助対象となるソフト導入のニーズがあれば、どんどん申請いただければと思います。
最後に、もう一つの申請枠である「通常枠(A・B型)」についても、その概要のみ紹介しておきます。