新しい年度(2022年度)に入り、持続化補助金の採択結果が発表になりましたが、70%という高い採択率となりました。以下の表にある通り、前回同様高い採択率が続いています。
今後の経産省主要補助金の採択率ですが、昨年の補正予算で追加予算を計上していること、そして最近の物価高騰で影響を受けている事業者も多いこともあり、総じて直近の高い採択率のレベルが継続される可能性が高いと予想します。以下、各補助金毎の採択率に関する私見になります。あくまでも個人的な予想ですので、その点は了解ください。
1)持続化補助金
次回公募より以下のとおり申請枠が拡大します!
通常枠は70%前後の採択率と勝手に予想しますが、その他の申請枠については補助上限額が100~200万円と高額ですので、なんとも言えません。通常枠と同レベルを期待していですが、高い補助上限額を考えれば、通常枠より低くなるのが普通なんでしょうね?蓋を開いてみないと分かりません。
また、下の通り、次回からの公募から加点項目が多岐に渡ることも留意すべきかと思います。
2)事業再構築補助金
昨年の補正予算で約6000億円(3回の公募)が計上されましたので、昨年と同レベルの採択率になるかと予想します。(通常枠で38%、特別枠の後継である「回復・再生応援枠」で67%)新設される「原油価格・物価高騰等緊急対策枠」の採択率がどうなるか興味深いですが、補助上限額を考慮し勝手に50%前後ぐらいかと勘ぐってます。
3)ものづくり補助金
次回公募より下の通り申請枠が大きく変更になります。
主要な通常枠の採択率は、期待を込めて60%前後の高い採択率を予想します。(ちなみに、コロナ以前の採択率が40%前後でした。)その他の申請枠も同レベルの採択率でしょうか???
4)IT導入補助金、事業承継・引継ぎ補助金
IT導入補助金、事業承継・引継ぎ補助金ともに直近の採択率ぐらいで推移するのではないでしょうか?