【YMOニュース#262-令和②】もの補助の採択結果:今回の採択率は約3割、3日後の締切への再申請を勧めます!

生産性革命補助金
  • もの補助の採択結果:今回の採択率は約3割、3日後の締切への再申請を勧めます!

昨日夕方、ものづくり補助金第4次締切分の採択結果が発表になりました。結果は下の表のとおり、採択率は約3割、本年度の中で最も低い数字、また過去7年間でも最低の数字となりました。

締切回

採択発表日

応募者数

採択者数

採択率

1次

令和2年4月28日

2,287

1,429

62%

2次

令和2年6月30日

5,721

3,267

57%

3次

令和2年9月25日

6,923

2,637

38%

4次:一般型

令和3年2月17日

 

10,041

3,132

31%

4次:グローバル

271 

46 

17% 

色々申し上げたいことはありますが、今後のアクションが大切です。まずは、不採択となった事業者様へのアドバイスを述べた上で、今回の採択結果を分析してみます。

1)不採択になった事業者様へのアドバイス>>3日後(22日)の第5次締切へ再申請し、リベンジを狙う!

  • 3日後の5次申請締切の採択結果は「3月末の予定」です。1か月後には結果が分かります。補助事業の着手が1か月遅れるだけです。多くの方は待てるのではないでしょうか?
  • 申請はJグランツ経由の電子申請ですので、データは全て残っています。再申請の作業負荷は大変小さいと考えます。できれば事業計画書のブラッシュアップをした方が良いのは間違いありません。しかし、時間もありませんので、事業計画書をそのまま修正せずに提出しても構わないと考えます。
  • 5次締切への申請者数は減る可能性があると予想します。申請期間は通常より短い2か月間でしたし、設備投資の補助金に関し、事業再構築補助金の申請へ流れる事業者も多いと思われます。
  • 3日後の5次締切では初めて「低感染リスク型ビジネス枠」の公募が始まります。3次補正予算に3主要補助金の「低感染リスク型ビジネス枠」予算として2300億円も計上されています。(少なくともその半分はものづくり補助金分かと推定)3月末の採択発表では、「低感染リスク型ビジネス枠」申請分の採択率が跳ね上がることを期待できます。(希望かもしれませんが)

4次締切のコロナ特別枠で申請され不採択になった方、5次の低感染リスク型ビジネス枠で再申請することを勧めたいと思います。

5次締切の「一般型:通常枠」「グローバル展開型」の採択率に関しては、なんとも言えません。

  • 以上が当方からの個人的なアドバイスですが、推測に基づいている所がありますので、その点ご了承ください。3月の発表の採択率がまた低い数字であれば、お詫びするしかありません。
  • 最後に不採択になった事業者の選択肢のひとつとして、(投資を待てるのであれば)事業再構築補助金の要件を満たしそうであれば、そちらへ申請するのも手段かとも思います。

2)4次締切の採択結果について簡単に解説します

  • 最初に書いたとおり、採択率3割は過去最低の数字です。予算の関係上でどうしようもなかったのでしょう。
  • 「一般型」は「通常枠」と「コロナ特別枠」がありますが、今回は通常枠で申請された方の採択率が25%、特別枠で申請された方の採択率は37%です。(この37%には特別枠で申請したが、その後通常枠へ回され審査されて採択となった事業者も入っています)今後できれば特別枠の後継である「低感染リスク型ビジネス枠」へ申請した方が採択されやすいと言えるかと思います。
  • グローバル展開型ですが、採択率は極めて低い17%となりました。公募要領にも「グローバル展開型は高いレベルの事業計画を求める」ようなことが書いてありましたが、ここまで厳しいとは思いませんでした。採択者が出なかった県が多くありました。
  • 和歌山県内の事業者の採択率ですが、申請者数が約90者(推定)、採択者数は21者、推定採択率は23%と平均を大きく下回っています。東京都が42%、大阪府が35%ですが、やはり緊急事態宣言対象地域の採択率が平均を上回っている傾向かと思います。

以上、今後のものづくり補助金のスケジュールですが、6次締切以降のスケジュールは未だ公表されていません。6次締切は5月頃かと予想します。

矢埜 幸男

矢埜 幸男

これまで幅広い分野で多くの和歌山県内事業者を支援してきました。特に、各種補助金の申請サポート、プレスリリース作成サポートにおいては、事業者のお役に立てると自信を持っております!

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矢埜 幸男

矢埜 幸男

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