- 《速報》事業再構築補助金は1兆円超の超大型補助金に!3主要補助金も3000億円上乗せに!
以下、明日8日に閣議決定される「追加経済対策」の中の中小企業支援策に関する新聞記事になります。
- 東京新聞記事:「中小企業支援に「2兆円超」 業態転換に最大「1億円」」
>>https://www.tokyo-np.co.jp/article/72493/
1)業態転換を支援する「事業再構築補助金」の続報
- 来年の中小・小規模事業者支援策の目玉は、先日来お伝えしている「事業再構築補助金」と予想しておりましたが、以下の記事抜粋のとおり総額1兆円超の超大型補助金になりそうです。
*「業態転換に取り組む中小企業に、転換にかかる費用の3分の2を補助する「事業再構築補助金」の新設が柱で、1社当たり100万~1億円を給付する。」
*「業態転換支援には1兆円超を確保する。」
- 新設される当補助金は、「持続化給付金の代替」「補助上限は200万円超」という今までの報道でしたが、「補助額が最大1億円」となると、ちょっと話が違ってくるような気もします。
- 「持続化給付金」の代替ということでしたので、巨額予算が付くとは思っていましたが、総額「1兆円超」の予算額とはビックリです!(この「1兆円超」とは真水と理解しました)
- 補助率2/3、補助額が100万円~1億円と幅広いですので、複数の申請型(コース)が設けられるかと予想します。
- また、上の記事には「民間金融機関などを通じた資金繰り支援に7000億円超」とありますが、当補助金と金融支援がセットになる可能性もあるかと予想します。(以前のNHK関連記事に、そうと読めるような内容がありましたので。)
2)主要3補助金(持続化補助金、IT導入補助金、ものづくり補助金)の基金に3000億円を上乗せ
- 上の東京新聞記事にある図「中小企業支援策のポイント」に、以下の記述があります。
「小規模事業者の販路開拓支援やIT導入資金への支援パッケージに3000億円超を上乗せ」
- この「支援パッケージ」とは上の主要3補助金を含む「生産性革命推進事業」(https://seisansei.smrj.go.jp/)のことかと思います。ご承知のとおり、主要3補助金は今後2年間は継続されますが、ぞの財源は「基金」として中小機構が運用しています。約1年前に創設された基金は3600億円でしたが、コロナ対策支援のため、この1年間で想定外に予算を消化してしまったようです。
- 今後2年間、3補助金を有効に継続するためにも3000億円超を基金に上乗せするようです。
- 当方、直近の持続化補助金、ものづくり補助金採択率の大幅な低下を苦々しく思っていましたので、今回の予算上乗せ措置に関し、個人的に大変嬉しく思っております。
- 次回の持続化補助金コロナ型、ものづくり補助金の採択発表は2月の予定ですが、1月下旬の3次補正予算案の国会成立後になりますね。追加予算を確保してからの採択発表になりそうですので、次回の両補助金の採択率が大幅アップすることを期待したいところです。
(10月2日締切分の持続化補助金の採択発表ですが、最近特設サイトでコロナ特別枠は来年2月上旬、通常枠は1月頃になると発表になりました。採択発表が通常より2か月ほど遅れることになりますが、上記がその理由なのでしょうか?)
明日8日の追加経済対策の閣議決定後、その他の中小支援策についても何かの発表があるかと思います。その後、再来週以降に追加経済対策の裏付けとなる「第3次補正予算案」「令和3年度当初予算案」が閣議決定される予定です。