本日は、ものづくり中小事業者向けのニッチな補助金ではありますが、国の代表的な研究開発に対する補助金である【GoーTech事業】(成長型中小企業等研究開発支援事業)を紹介します!この補助金は昨年までの「サポイン事業」と「サポビズ事業」が統合された補助金です。補助金額は単年度あたり上限4,500万円という大きな補助金ですが、採択のハードルもかなり高いかとも思います。(採択者数は約100社、和歌山県では毎年1~2社ぐらいしか採択されていません。
毎年、この補助金は補正予算ではなく本予算(当初予算)に計上されてますので、今後ずっと継続されるはずです。研究開発志向の事業者様、複数年に渡り高額な補助金で研究開発を支援する補助金があることを頭の隅にでも入れておいていただければと思います。
1)本年の成長型中小企業等研究開発支援事業の概要
- 上のPR資料にあるとおり、この補助金の目的は以下のとおりです。
- 「ものづくり基盤技術の高度化及びサービスモデルの高度化を図ること、並びに当該技術等を用いて中小企業等が下請け構造を脱却し、成長を遂げることを目的として、中小企業等が、大学・公設試等と連携して行う、研究開発、その成果の販路開拓に係る取組等に対して、最大3年間の支援を実施します。」
- 以上のとおり、産学官連携が申請要件となっております。大企業と比べて人物金等の経営リソースが不十分な中小企業がイノベーションを起こすためには、オープンイノベーション・産学官連携が必要ということでしょう。(国の補助金ですので)
- 事業イメージは下の図のとおりです。
2)本年の公募概要について
本年の公募期間は、令和4年2月頃~令和4年4月下旬頃(予定)とのことです。下URLにあるとおり、今週中小企業庁が公募開始の事前予告をしています。当補助金の詳しい概要にご興味のある方、是非下URLに目を通してみてください。
①中小企業庁HP記事:https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/2022/220207mono.html
また、当補助金に関する身近な相談先ですが、「わかやま産業振興財団」へ相談されてみてはいかがでしょうか?
3)採択事例の案内
この補助金は昨年まで「サポイン事業」と呼ばれてましたが、中小企業庁はサポイン事業の特設サイトを公表しています。(https://www.chusho.meti.go.jp/sapoin/index.php)
このサイトに多くの採択事例が掲載されていますが、和歌山県の採択事例を一つ紹介しておきます。
柏木鉄工株式会社:「強固なネットワークを築き、市場へ出す製品の着地点を見定めて研究開発を行う」
>>https://www.chusho.meti.go.jp/sapoin/index.php/ongoing/casestudy/detail/93