昨日の日刊工業新聞に「企業庁、ロボ・AI導入に補助金 中小の省人化後押し」という見出しの記事が掲載されています。(>>企業庁、ロボ・AI導入に補助金 中小の省人化後押し | 日刊工業新聞 電子版 (nikkan.co.jp)) 以下、その要旨になりますが、今までIT導入補助金、事業再構築補助金等では対応できなった事業者ニーズに対応する補助金のようです。
- 「経済産業省・中小企業庁は中小企業の省人化・省力化投資を支援する補助金を新設する。生成人工知能(AI)やロボットの導入を通じて、中小の省人化を後押しするほか、地方の事業者向けには汎用品をカタログから選ぶように簡易な手続きで設備を導入できるようにする。」
- 「新設する補助金では、製造業やサービス業など向けと地方の小規模事業者向けの2種類の支援を想定する。製造業などでは、システムインテグレーター(SIer)が導入を支援し、個々のビジネスに合わせて設備を導入する。地方の小規模事業者向けには、ロボットなどの汎用品をカタログ形式で掲載するなどして、簡単に導入できるようにする。」
- 「政府は10月末までにまとめる経済対策に中小の人手不足に対する支援策を盛り込む考えを示している。」
現行の5主要補助金(再構築、ものづくり、持続化、IT導入、事業承継)に、AI・ロボット導入を支援する新たな補助金が追加されるようです。この新しい補助金は今後の経済対策、補正予算案に盛り込まれる予定でしょうから、実際の公募開始は、来年2月以降になるのではないでしょうか?
この新補助金の詳細は不明ですが、以下当方の私見になります。
- 今でもAI・ロボットの導入の際、ものづくり補助金を活用できます。新しい補助金は、ものづくり補助金とすみ分けする必要があるでしょう。
- 新しい補助金は、IT導入補助金のような申請手続きが簡単な(負荷が掛からない)使い勝手の良い補助金になるような気がします。(あくまでも予想ですが)
- 補助スキーム(補助対象設備、補助上限額、補助率など)、申請方法等の詳細については、11月以降に明らかになっていくかと思います。
以上、来年にAI・ロボットの導入を計画されている事業者は、是非この新しい補助の活用を検討してみては如何でしょうか?