再構築補助金・もの補助の採択時、設備投資の優遇税制を必ず使ってください!

経営知識

現在、設備投資に対する主要補助金としては、「事業再構築補助金」「ものづくり補助金」があります。既にご存じの方も多いかと思いますが、事業者が大きな設備投資をする際、以下の優遇税制等を活用することができます。2つの主要補助金に採択になった場合、以下にある認定制度へ申請することを強く勧めます。

1)「経営力向上計画」=「設備投資額の一括償却、もしくは10%税額控除(法人税)が可能」

*昨日のブログ配信で、経営力向上計画のメリットが拡充され、M&A実施に関する新たな優遇税制が施行された旨お伝えしました。とはいえ、元々の経営力向上計画の一番のメリットは、「設備投資額の一括償却(100%償却)、もしくは10%税額控除(法人税)」という優遇税制になります。これは本当に大きな節税効果と考えます。

2)「先端設備等導入計画」=「設備に対する固定資産税(償却資産税)、3年間ゼロ」

*ご存じのとおり、減価償却が必要な大きな設備に対しては1.4%の固定資産税(償却資産税とも言います)が課されています。この「先端設備等導入計画」の認定を受ければ、この1.4%の税金が3年間ゼロになります。1.4%は小さいのように思えますが、1000万円の設備投資の場合、節税額は約42万円になります。(1000万円 X 1.4% X 3年間)

3)上記2つの認定制度のサマリー、及び申請方法

2つの認定支援制度の必要情報を表にしてみましたので、下のPDF資料をダウンロードください。

*上の表(PDF)に「特設サイト」「電子申請サイト」「申請の手引き」のURLを貼り付けましたので、是非アクセスしてみてください。

*「経営力向上計画」申請については、電子申請が可能です。申請書を紙で作成し郵送するより大変便利になっています。(来年4月からは電子申請のみの受付となる予定だそうです)

「先端設備等導入計画」については、表のとおり申請先が各自治体(市町村)になります。(固定資産税は地方税ですので)故に、先端設備等導入計画の申請方法については、各自治体のHPをご覧いただければと思います。

ちなみに、和歌山市HPの先端設備等導入計画の特設ページは右のとおりです。>>http://www.city.wakayama.wakayama.jp/1016047/sangyoukigyousien/1020680.html

注意点としては、両方の制度において、原則、設備の購入前に申請し認定を受ける必要があることです。詳しくは、顧問の税理士さんへ相談されては如何でしょうか?

矢埜 幸男

矢埜 幸男

これまで幅広い分野で多くの和歌山県内事業者を支援してきました。特に、各種補助金の申請サポート、プレスリリース作成サポートにおいては、事業者のお役に立てると自信を持っております!

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矢埜 幸男

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