18日、事業再構築補助金1次締切の採択結果発表がありましたが、事業再構築補助金の審査項目にも今回のテーマである「イノベーション」が下のとおり(公募要領の28ページ)含まれてます。
「先端的なデジタル技術の活用、新しいビジネスモデルの構築等を通じて、地域のイノベーションに貢献し得る事業か。」
「事業再構築」にも関連してくる「中小企業におけるイノベーションの創出」ということですが、今月、東京商工会議所(東商)が「中小企業のイノベーション促進に向けた提言」という大変興味深い資料を公表しております。ご関心のある事業者様、さらっとでも目を通してください。
- 「中小企業のイノベーション促進に向けた提言」(概要)5ページ >>https://www.tokyo-cci.or.jp/file.jsp?id=1024990
- 「中小企業のイノベーション促進に向けた提言」(本文)20ページ >>https://www.tokyo-cci.or.jp/file.jsp?id=1024989
上の資料では、「イノベーション」を下のとおり定義した上で、イノベーションの必要性、実現に向けてのポイント・方向性について提言しています。以下、概要資料の中の重要なページを抜粋しました。
1)基本的な考え方・イノベーションの重要性
イノベーションの重要性・必要性については、この東商資料(本文)の冒頭に以下の記述があります。
「新型コロナウイルス感染拡大の長期化に伴い、わが国経済や、中小企業・小規模事業者の経営環境に甚大な影響が及んでいる。コロナ禍が長期化する中で、社会全体の行動変容や、ビジネス環境の急速な変化が生じ、多くの企業でこれまでのビジネスモデルや従来の常識を見直す必要性が生じている。コロナ禍においては、以前からわが国の課題として指摘されていたデジタル化の遅れが明白となり、中小企業・小規模事業者においてもデジタル技術を活
用したビジネスモデルの変革、DX推進に向けた取り組みが求められている。技術進化の加速化や企業間の競争激化、商品・サービスのライフサイクルの短期化、今後も起こり得る非連続な環境変化など、不確実性が高まる中で、中小企業・小規模事業者にとってイノベーション活動の重要性がかつてないほど高まっている。」
まとめると、以下のイメージ図になるかと思います。
2)イノベーション創出のポイント・方向性
3)「中小企業におけるイノベーション」における各種補助金の活用について
中小企業においてもイノベーションの創出は重要なのは言うまでもないですが、その実現にはハードルが高いのも事実かと思います。故に、上の図にあるとおり、トライアンドエラーを繰り返しながらも、「経営者の強い意志」が必要・不可欠になってきますね。
今後、イノベーションの創出のために計画・投資を検討するのであれば、是非事業再構築補助金等の支援策を活用頂ければと思います。以下、当資料(本文)からの抜粋になります。(13ページ目)