2025年の大阪・関西万博は「 SDGs 万博」とも呼ばれておりますが、近畿圏の事業者間にも2025年に向けてSDGsが浸透しているようです。タイトルにあるとおり、和歌山県でもSDGsに積極的な事業者が大幅に増加しています。(一番後ろにある項目3)をご覧ください)以下、今週、帝国データバンクが公表しました近畿圏の事業者を対象にした調査レポートになります。
SDGs に関する近畿企業の意識調査(2021 年)「SDGs に積極的な企業は 40.5%、大幅増加」 ~最も取り組まれている目標は『働きがいも経済成長も』
>>https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/s210802_58.pdf
1)近畿企業全体でSDGs に積極的な企業は 40.5%で大幅増加
- 「『SDGs に積極的』な企業(40.5%、前回調査比 13.1pt 増)が大幅に増加し、SDGs に対する企業の取り組みや意識は前年に比べかなり高まっていることが分かった。」
- 「認知しながらも『SDGsに取り組んでいない』企業が 51.0%(同 3.2pt 増)にのぼり、依然として約半数の企業が SDGs に取り組んでいない実態が明らかとなった。」
2)現在取り組んでいる項目トップは、「働きがいも経済成長も」
「企業活動に結びつきやすい項目で取り組む企業が多い一方、「貧困をなくそう」は 6.7%(前回調査比 0.9pt 増)、「飢餓をゼロに」は 4.3%(同1.4pt 増)となるなど、日本では実感しづらい世界的な課題は低位にとどまった。」
3)和歌山県の概況
下の図にあるとおり、和歌山県は「『SDGs に積極的』な企業は 41.3%、全国 15 位」だそうです。前回調査と比べ+13.4%増とのことですので、「大幅増」と言えるかと思います。
最後に、SDGsに関し未だ詳しくない方向けに、以下の中小機構作成の「中小企業のためのSDGs活用ガイドブック」を紹介しておきます。
>>https://www.smrj.go.jp/regional_hq/kinki/news/2020/favgos000001dlat.html