昨年も同じような公募スケジュール早見表を当ブログで公開しましたが、本年度の主要補助金公募スケジュールを作成した。下URLから当資料をダウンロードできます。補助金申請する上での注意点ですが、ご承知のとおり補助金申請完了後、2~3か月の審査機関を経て、採択結果発表・交付申請決定を受けて、初めて補助事業に着手できます。(お金が使える)故に、補助金を有効活用するためには先の投資計画を考慮の上、良いタイミングで申請することが一番かと考えます。
https://www.yano-support.com/wp/wp-content/uploads/2023/05/主要補助金スケジュール 2023.pdf
以下、各補助金の公募スケジュールに関する補足説明になります。
①事業再構築補助金(国):https://jigyou-saikouchiku.go.jp/
本年度も5800億円という巨額の予算を計上しています。次回締切の6月30日以降も9月末、12月末ぐらいに公募締切が設けられると予想します。また、本年度の申請者数は今までよりもかなり減少するのではないかとも予想しています。当補助金が始まり約2年が経過し再構築のニーズが一巡したこと、また本年度より今まで通常枠が廃止になり、(その後継と言われる)成長枠の申請のハードル(申請要件)がかなり高くなったことが理由です。(つまり、業種指定と給与総額UPが要件)ということで、来年3月にも追加公募があるのではないかと予想しています。来年度、当補助金の公募があるかないか不明ではありますが、私は継続されるのではないかと勝手に思っています。ただし、予算額は少なくなり、政府の重点施策(DX、GX、産業構造の変革など)に沿った再構築事業の支援にどんどん移行していくような気がします。
②和歌山県事業再構築チャレンジ補助金:https://www.wakayama-rebuild.jp/
来週5月31日が第2期の申請締切であり、今年最後の第3期締切は8月17日となっています。当補助金への申請上の注意点は、まず「実施期間が11月27日まで」ということです。11月27日までに事業を完了する必要があります。(事業の完了とは、機械設備の設置、代金の支払い)第3期公募の採択結果が9月に発表されるとして、残り約2か月ほどで事業を完了させる必要がありますので、ご注意ください。
③ものづくり補助金、持続化補助金、IT導入補助金、事業承継引継ぎ補助金
これら4主要補助金(生産性革命推進事業)の本年度予算額は2000億円であり、政府は来年度(2024年度)も同額の予算を(国庫債務負担として)予約しています。本年の4補助金の公募は、上のスケジュール表にあるとおり通年公募となっています。来年度も間違いなく今年と同じような頻度で通年公募になるかと思います。
④和歌山県の販促ツール作成支援補助金、システムカイゼン促進支援補助金
上のスケジュール表にある通り、最終締め切りは販促ツール補助金が10月17日、システムカイゼン補助金が8月3日となっています。これらの補助金は始まって今年で3年目になるかと思います。来年の公募は当然未定ですが、是非継続してもらいたいものです。
以上、事業者には将来の事業計画・投資計画を十分考慮の上、各種補助金を有効活用していただければと思います。また、このスケジュール表ですが、商工会議所、金融機関等の支援者にも有益ではないでしょうか?