現在、和歌山県事業再構築チャレンジ補助金、国の事業再構築補助金をはじめ主要補助金の申請で、事業計画書作成に奮闘されている事業者も多いかと思います。本日は補助金の事業計画書作成において、いかに審査項目を網羅することが重要か分析結果を使って書いてみます。現在、事業計画書を作成中の方は是非ご一読ください。
1)国の事業再構築補助金の分析資料(審査項目を網羅について)
今週、事業再構築補助金の事務局が「事業計画書作成ガイドブック」(虎の巻)を改訂しています。
「事業計画書作成ガイドブック」 >>事業再構築補助金に関する 傾向分析調査 (jigyou-saikouchiku.go.jp)
主要な補助金公募においては公募要領に必ず「審査項目」が明記してありますが、どの補助金申請においても事業計画書で審査項目を網羅することは非常に重要です。この点について、事業再構築補助金事務局は上の資料の「c. 重要トピックの傾向分析結果」(109~118ページ)で以下のとおり分析しています。具体的には公募要領の審査項目と紐づく「13個の重要トピック(キーワード)」を抽出し、過去の公募データを使っての分析になります。
上記スライドの記述の繰り返しにはなりますが、当分析のポイントは以下の2点かと思います。
①審査項目(公募要領の39,40ページ)の中でも記載漏れが多いのは「生産性」と「(本業との)シナジー」であり、記載の有無は審査に大きく影響する。
② 新事業の売上だけでなく、既存事業とのシナジーによる成長と、効率性を考慮した生産性向上について記述できるか検討することも必要。
以上、事業再構築補助金の事業計画書を作成する際は、審査項目をしっかり網羅するのは言うまでもないですが、上記スライドにあるトピック、キーワードも意識して記述されてみては如何でしょうか?
2)和歌山県事業再構築チャレンジ補助金の審査項目について
審査項目の重要性について、現在公募中の和歌山県事業再構築チャレンジ補助金についても書いておきます。
当補助金の審査項目は下に貼り付けた表のとおりです。(上記スライドも参考にして「考えられるキーワード」も追加しました。)当然、国の事業再構築補助金の審査項目と重なる部分が多いですが、かなりシンプルになっています。現在、当補助金の事業計画書を作成中の方々、下にある表を使って自己評価してみてはいかがでしょう?(下URLよりダウンロードできます。)上記1)で触れた「本業とのシナジー」(既存事業との相乗効果)も審査項目のひとつですので、ご注意いただければと思います。
*ダウンロードはココから>>https://www.yano-support.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/県再構築の審査項目検証表.pdf