1 月 1 日に発生した能登半島地震は甚大な人的、物的被害をもたらしていますが、一日も早い復旧・復興を心よりお祈りしたいと思います。本日は、帝国データバンクが実施した「同地震による企業活動への影響、及び企業防災に対する意識についてアンケート調査結果」を紹介します。
能登半島地震の影響と防災に関する企業アンケート(「令和6年能登半島地震」関連調査) (tdb.co.jp)
以下、上の帝国データバンクレポートの要旨になりますが、ご関心のある方は是非当レポート全文に目を通してみてください。
1)企業の約 95%が「企業防災」の大切さを改めて実感。「飲食料備蓄」「連絡網の整備」が上位
下のデータは当レポートからの抜粋になりますが、今回の能登半島地震を受け、全国の多くの事業者が「企業防災」の重要性についての認識を新たにしたようです。「飲 料水、非常食などの備蓄」が 39.2%でトップ。次いで 「社内連絡網の整備・確認」(38.3%)となっています。また、「非常時の社内対応体制の整備・ルール化」 (31.6%)や「事業継続計画 (BCP)自体の策定・見直し」(20.6%)も上位になっています。
2)企業防災のルール化、マニュアル、事業継続計画(BCP)の重要性
以下、中小企業庁の広報チラシ(hoken.pdf (meti.go.jp)から抜粋になりますが、自然災害(地震、台風、水害等)は近年頻発しており、全国いつどこで起きても不思議ではありません。
自然災害が起こった場合、損害を最小限に抑え、いち早く事業を復旧するためにも事前に「企業防災のルール化・マニュアル化」を図ることは重要であり、政府もBCP作成に必要性を強調しています。以下、参考情報として2つサイトを紹介しておきます。
①中小機構の事業継続力強化計画(ジギョケイ)サイト>>BCPはじめの一歩 事業継続力強化計画をつくろう (smrj.go.jp)
②中小企業庁のBCPサイト>>中小企業BCP策定運用指針 (meti.go.jp)
以下、上の②にある「BCP取組状況チェックシート」(chusho.meti.go.jp/bcp/contents/level_a/bcpgl_01_3.html)になりますが、経営者の皆さま、自己診断してみてはいかがでしょうか?