ご承知のとおり、原材料・物価の高騰、継続的な新型コロナ感染拡大を受け、政府は今秋に大型経済対策、及び(予算面での裏打ちとなる)第2次補正予算案を策定し、臨時国会へ提出する見込みです。以下、現在報道されているスケジュールになります。
- 10月3日に臨時国会が召集(予定)
- 10月中に大型経済対策、2次補正予算案を策定し、閣議決定
- 11月に2次補正予算案を臨時国会へ提出、審議開始(12月に成立か?)
大型経済対策・2次補正予算案の予算規模について、先週より以下のような政府要人の発言が報道されています。
①NHKウェブ記事:自民 茂木幹事長 “大規模かつ総合的な経済対策を” | NHK | 物価高騰
「茂木幹事長は、政府が来月まとめる新たな総合経済対策について「直近の需給ギャップを埋めるなどするだけで最低でも15兆円規模が必要だ」と指摘しました。」
②産経新聞記事:世耕氏「30兆円がスタート地点」 総合経済対策規模 – 産経ニュース (sankei.com)
「自民党の世耕弘成参院幹事長は20日の記者会見で、政府が10月に取りまとめる総合経済対策の規模感について「30兆円が一つのスタート地点になるのではないか」と改めて主張した。」
③朝日新聞記事:「経済対策を30兆円超に」 萩生田政調会長:朝日新聞デジタル (asahi.com)
「自民党の萩生田光一政調会長は15日、政府が10月にとりまとめる総合経済対策について、「昨年の補正予算が30兆円を超える規模。いまの物価高や世界経済の後退、円安などを考えると、昨年よりもっときめの細かい対応が必要だ」と述べ、昨年を上回る規模での補正予算案の編成が必要との認識を示した。」
昨年度の補正予算規模は30兆ほどでした。今秋の2次補正予算案の規模は不明ではありますが、大型予算となりそうな雰囲気ですね。いづれにせよ、(主要補助金の継続など)十分な中小事業者支援策が盛り込まれることを期待したいと思います。