- 「生産性白書」の紹介!~企業経営の転換が問われている~
日本生産性本部は、2020年に生産性運動65周年を迎えたことを機に、初の「生産性白書」を公表しました。
- 日刊工業新聞社説:「初の「生産性白書」 企業経営の転換が問われている」
>>https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00572099
- 「生産性白書」概要(10ページ)>>https://www.jpc-net.jp/movement/assets/pdf/overview.pdf
(白書(本文)は有料のようですね、概要のみ貼り付けます)
以下、上の社説からの抜粋になります。経営者の皆様へは、確かに耳の痛い厳しい指摘かと思います。
- 日本の生産性の現状が先進国7カ国中で最下位にあり、イノベーション力の再生やリスクを取る企業風土への転換が求められる。
- 白書では提言として「経営力の強化」「経営者の育成」を強調した。現在の経営層にとって耳の痛い指摘といえよう。
- 新型コロナウイルスの収束後に向けた生産性改革は、多くの企業にとって関心の高いテーマである。白書ではコロナによる在宅勤務の効率が改善傾向にあり、従業員の満足度も高まっているという調査結果を紹介。柔軟な働き方を生産性向上に結びつけるべきだとしている。
- 一方でコロナによるコスト削減が、企業の教育訓練費の削減を招く恐れがあることを指摘。「人への投資こそが生産性向上の源泉」と強調している。
- また白書は長期的に各業界で新陳代謝が進み、生産性の高い企業が生き残ることで経済全体の生産性が向上することへの期待を表明した。
- こうした分析は大企業でも市場からの退出を余儀なくされるケースが増えることを示唆している。
- 日本の生産性の低迷は、失われた20年間の企業経営の行き詰まりの結果である。白書は遠回しの表現ながら、戦略の見直しやトップの世代交代を含む大胆な経営転換の必要性を伝えている。個々の企業が実情に応じてかみしめたい指摘である。
なんか、右のダーウィンの言葉を思い出しますね。「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである。」
日本生産性本部は、当白書の発行を機に、10月26日、27日「日本の改革とこれからの生産性運動~コロナ危機を超えて~」と題してオンラインセミナーを開催するそうです。
- オンラインセミナー特設ページ
>>https://www.jpc-net.jp/news/detail/20200916_004557.html
様々なテーマで多くの興味深いセミナーが行われるようです。上の特設ページをご覧の上、ご関心のあるオンラインセミナーがあれば、是非参加申し込みください。