6月に締切となった事業再構築補助金6回目公募ですが、本日全ての申請枠の採択結果が公表されました。下URLに採択された事業者リストが掲載されています。
事業再構築補助金HP:採択者リスト>>tokubetsu_all06.pdf (jigyou-saikouchiku.go.jp)
1)全国の6回目公募採択結果、及び採択率の推移(1,2回目は省略)
- 当補助金は1年半前に新設されて、今回の公募採択結果は6回目になります。1年半が経ち、事業再構築のニーズが一巡し、申請者数も減少傾向かと個人的に推測していましたが、6回目公募の申請数は5回目と比較し27%も減少する結果となりました。次回7回目の申請者数の予想ですが、次回7回目公募から原材料・物価高対応の「緊急対策枠」が新設されことを考えれば、横這い(15000社ぐらい)で推移するかと個人的に予測しますが、どうなるでしょう?
- 特筆すべきは、今回の「通常枠」の採択率が約6ポイントも高くなり、45.5%となったことです。今まで「通常枠」は3社に1社が採択されると言ってきましたが、ほぼ2社に1社も採択されると言った方が良いようです。
- 5回目公募までの「特別枠」の後継である「回復再生応援枠」ですが、採択率は66%と旧特別枠と同じレベルになりました。(3社に2社が採択される)
- 善申請枠の合計を見ると、採択率は前回の46%より4ポイント増え、ちょうど50%となりました。申請者数が減少したことも要因でしょうが、少しは採択のハードルが低くなったかと思われます。ただし、補助金額が大きい補助金ですので、これ以上採択率が上がることはないかと思います。(=無理に予算を消化することはない。)
- 気になるのは、次回7回目公募で新設された「緊急対策枠」の採択率になります。補助金額上限を考えると、通常枠と応援枠の中間ぐらいの採択率(55%ぐらい)かと勝手に予想しています。
2)和歌山県の6回目公募採択結果サマリーについて
- 今回、和歌山県はかなり大善戦しているかと思います。申請者数はかんり減少しましたが、採択率は前回より10ポイント高くなり、61%となりました。素晴らしい!”事務局の分析資料にも以下の記述があります。
- 採択された83事業者様、おめでとうございます!
3)事務局作成の「第6回公募の採択結果分析資料」について
今回も事務局は4回目採択結果を分析した以下の資料を公表しています。「業種別」「都道府県別」「応募金額・採択金額別」等で分析した興味深い資料ですので、下URL資料ご覧ください!
「事業再構築補助金第6回公募の結果について」 >>koubo_kekka_gaiyou06.pdf (jigyou-saikouchiku.go.jp)
4)今後の公募について
- 次回の7回目申請締切は9月30日になります。残り約2週間、全力で事業計画書作成、電子申請作業に取り組んでいただければと思います。
- 8回目公募(12月締切)のトピックスとしては、下の図にある通り「最低賃金枠」の申請要件が緩和されていることです。「最低賃金枠」の今回の採択率は約86%と以上に高い数字になってます。(普通にちゃんと事業計画書を書けば、ほぼ採択されると言っていいかもしれません。)今後、補助金額上限が同じである「応援枠」へ申請を予定されていおる方で、以下の緩和された要件を満たすのであれば、是非「最低賃金枠」へ申請されることを強く勧めます!
- 経産省は様々な公表資料の中で来年度の支援策のひとつとして「事業再構築補助金」を明記しています。個人的な見解ですが、秋の臨時国会で提出されるであろう「令和4年度第2次補正予算案」の中に事業再構築補助金の予算が計上され、来年度も継続されるかと予想しています!