長らく公募が中止されていた事業再構築補助金ですが、昨日、中小企業庁が(第12回)公募を再開する旨アナウンスしました!下URLが、その公表記事になります。
中小企業等事業再構築促進基金及び事業再構築補助金の抜本的見直しを行った上で本日から第12回公募を実施します | 中小企業庁 (meti.go.jp)
事業再構築補助金については、昨年11月の秋の行政レビューで「制度を抜本的に見直さない限り、新規採択(公募)は一旦停止すべき」という指摘を受け、昨日まで新規公募が長期間延期になっておりました。ようやく公募再開となったわけですが、前回公募開始は昨年の8月ですので、なんと8カ月ぶりの公募になります。(長かったですね~)
以下、補助金事務局が公表した12回公募用の新しい「概要資料」、及び「公募要領」になります。前回公募と比較し、補助スキーム、申請要件など多くの変更点がありますが、本日は公募スケジュール、及び補助スキーム(補助額上限、補助率)のみを解説します。
①12回公募用の概要資料:事業再構築補助金の概要 (jigyou-saikouchiku.go.jp)
②12回公募の公募要領:公募要領 (jigyou-saikouchiku.go.jp)
1)12回公募スケジュール
以下、公募スケジュールになります。申請締切は約3か月後の7月26日となっています。重要な点として、今回は原則「事前着手」は認められません。補助事業に着手できる(発注できる)のは、採択後に交付決定を受けてからですので、早くても12月になるのではないでしょうか?
2)12回公募の大枠、及び申請枠毎の補助上限額、補助率について
12回公募の申請枠は以下のとおりです。事務局は「複雑との指摘もあった支援枠を簡素な形に見直しました(6枠⇒3枠)」と言ってます。申請枠は確かに3つに集約されていますが、各申請枠の下に「申請類型」が新たに設けられています。結果として、前回公募と比較し、大きく変わっているわけではありません。
以下、各申請枠の補助上限額/補助率になります。
本日の解説は、ここまでにしておきます。明日は申請要件等の変更点など申請する上で重要な点について解説したいと思います。