まったくの予想外ですが、事業再構築補助金の新規公募(第13回)が1月10日に開始されました!申請締切は3月26日。後継となる新補助金「新事業進出補助金」の公募が4月頃に始まることが決まっていることもあり、事業再構築補助金の新規公募はない、廃止になるとてっきり思ってました。皆さまへ間違った情報を提供してしまい誠に申し訳ありませんでした。なお、事務局HPには「事業再構築補助金の新規の応募申請受付は第13回公募で終了となります」とありますので、今回の13回公募が本当の最終公募であり、これで当補助金は廃止となります。
今回の新規公募の公募概要資料、公募要領等は下URLのとおりです。事業再構築補助金の最終公募への申請を検討されたい方は、これらの資料を熟読ください。本日は今回の公募のポイント、留意点を解説します。
①13回公募の概要>>事業再構築補助金の概要
②13回公募の公募要領>>公募要領
③13回公募のPRチラシ>>事業再構築補助金リーフレット
1)13回公募のスケジュール
- 申請締切は3月26日であり、あと2か月半しかありません。今回の新規公募も前回同様高い競争倍率(4倍前後)が見込まれますので、採択されるためには精緻な説得力のある事業計画書の作成が必須です。直ぐにでも事業計画書の作成に着手することを勧めます。
- 下にあるとおり、今回も事前着手は認められませんので、ご注意ください。
2)申請枠等の全体像
- 13回公募の申請枠は以下の3つとなります。前回公募にあった「コロナ回復加速化枠(通常類型)」「サプライチェーン強靭化枠」は廃止されています。
- 詳細は後述しますが、コロナ回復加速化枠(最低賃金類型)では、前回まで必須要件であった「コロナ融資の借り換え」が緩和され、借り換え実績がなくても申請可能となり、申請しやすくなりました。
3)申請上の留意点(申請要件など)
以下、公募概要資料(事業再構築補助金の概要)を基に、申請する上で特に注意すべき点を書いておきます。
①資料の3ページに申請の基本要件が記載されてますので、必ずご確認ください。今回も金融機関・認定支援機関の確認書が必要です。
②成長分野進出枠(通常類型)へ申請するには、基本要件を満たした上で、4ページにある個別要件も満たす必要があります。特に、業種指定がありますので、注意が必要です。業種指定のリストは下URLのとおり。
成長分野進出枠(通常類型)における市場拡大要件の対象リスト
③コロナ回復加速化枠(最低賃金類型)へ申請するには、7ページにある個別要件を満たす必要があります。前回公募では「コロナ借換保証等で既往債務を借り換えていること」が必須要件でしたが、今回は任意の要件となっています。つまり、コロナ融資の借り換えを行っていない事業者も申請可能です。ただし、上記の2)の申請枠表にあるとおり、借り換えしていない場合は少し補助率が下がります。(中小事業者の場合、3/4➡2/3)前回公募では、この要件のために申請者数は少なかったですが、今回の変更で申請者数は伸びることが予想されます。