- 《必見》中小企業庁の事業再構築担当課長による「事業再構築補助金オンラインセミナー」動画
3月22日、衆院議員の牧原秀樹氏は、中小企業庁技術・経営革新課(事業再構築補助金の担当部署)の横田課長を招き「事業再構築補助金オンラインセミナー」を開催しました。以下、Youtubeにアップされたその時の動画になります。
- 「牧原秀樹&中小企業庁 徹底解説!事業再構築補助金オンラインセミナー」
>>https://www.youtube.com/watch?v=yIa4X2VWLrg
この動画は30:00から始まり、1:05:00までは横田課長による事業再構築補助金の概要説明、その後1時間ほどQ&Aとして事業者からの質問に横田課長が回答しています。
事業再構築補助金にご関心のある事業者様、前半部分は端折っても良いと思いますが、1:05:00から始まる「Q&A」パートを視聴されることを強く勧めます、いえ【必見】かと思います!(1時間とちょっと長いですが)
中小企業庁の当補助金に対す考え方など、私も大変勉強になりました。以下、このQ&Aパートのポイント、及び私の私見になります。
- 「事業再構築指針」には、「新分野展開」「事業転換」「業種転換」の場合、「新市場要件」と「新製品・サービス要件」が入っております。質問者のうなぎ屋さんは、今ある商品で初めて海外展開を計画中であり、そのために設備投資が必要とのこと。初めての海外展開ということで「新市場要件」は満たすが、現商品では「新製品要件」を満たさないから「工夫が必要」との回答でした。(例えば、海外では和風の弁当にして出すとか?)
今の計画では指針にある要件を満たさなくても、少し工夫(計画内容を若干修正)することで、申請できるのではないかとのことです。補助金の要件に合わせて計画内容を変えることは、本末転倒のようにも思えますが、事業計画全体に大きく影響がないのであれば、それもありだと個人的に思います。
あと、やはり事業計画書の書き方は本当に工夫すべきと考えます。(ちゃんと申請要件を満たしていることを、おおげさでもしっかりPRし、審査員に分かってもらう工夫をする。)
- 1つの事業再構築事業計画書に複数の新規事業・投資を含めることも可能。(例:アパレル小売店が「カフェ」と「シェアオフィス」を始める。)
- 公募要領ですが、やはり、ものづくり補助金をベースにして作っているようです。ものづくり補助金での事業計画書の枚数の目安はA4で10枚ですが、事業再構築補助金の場合、15枚が目安になるようです。(まぁ、18枚ぐらいでも問題はないかと思います)
- 中古品も対象とのことです。申請時に見積書は必要ありませんが、採択後にはいずれ見積書の提出が必要です。中古品は3社以上の見積もり、新品は2社以上とのことです。ただし、オーダーメイド機械(一品もの)など、複数の見積書が取れない場合、その理由を書いた理由書を出せばOKです。(ものづくり補助金と同じですね)
- 本日か来週予定している1回目公募開始ですが、締切は4月末ぐらい、採択結果は5月末(6月頭)ぐらい、交付決定は6月末か7月ということで私の予想と同じでした。原則、交付決定後でなければお金が使えない、設備等の発注はできませんのでご注意ください。
- 余談ですが、1:42:00あたりでプリン開発を例に出したQ&Aがあります。結構、笑えますよ!是非見てください!
- 事業計画書の作成のポイント・コツに関してのアドバイスも入ってますが、基本私がいつも言っていることと同じかと思います。
- 上記ポイント以外にも、動画では様々な有益な情報が入っています。
多くの質問へ回答している中小企業庁の横田課長ですが、本当に率直に、そして的確分かりやすく回答しています。個人的に大変好感を持ちました。この課長はさすが注目の巨額補助金の担当官僚をされているだけ素晴らしいと感じました。