昨日、コロナ禍以降に人気を博した超大型補助金「事業再構築補助金」の後継となる「新事業進出補助金」の公募が開始されました!
1)今年からの新補助金「新事業進出補助金」とは何か?
今年度に新設された新事業進出補助金ですが、皆さま良くご存じの事業再構築補助金の後継となる補助金です。コロナ禍以降に約4年継続された事業再構築補助金ですが、一定の役割を終え、今年3月申請締切13回公募をもって廃止となりました。これで、新規事業を支援する補助金は打ち止めと思っておりましたが、名称を変えて新しい補助金が創設されたわけです。本年度の予算額1500億円は、(初年度(2021年)予算額1兆円超の)事業再構築補助金と比べると見劣りするものですが、それでも十分大型補助金といえるものかと考えます。経産省としても事業者の新規事業を継続的に支援したい意向の現れではないかと思います。
2)公開された新事業進出補助金の事務局HP、及び公募詳細について
昨日公開された当補助金の事務局HPのトップページは下URLのとおりであり、申請する上での必要な情報が掲載されいます。
①補助金概要、公募要領
上記の事務局HPのトップページに概要が書いてありますので、まずは、これに目を通してください。以下、補助上限額・補助下限額、及び補助率になります。異例ではありますが、補助下限額が750万円に設定されています。つまり、補助率が1/2であることから、補助対象費用の総額は1500万円以上であることが要件となってますので、この点ご注意ください。

補助対象となる費用は、以下のとおり。今までの事業再構築補助金と同じであり、建物費、宣伝広告費も補助対象となっております。

また、当補助金においては、申請する上で必須な基本要件はが6つも設定されていますので、必ずご確認ください。
補助金のルールブックである公募要領は右URLのとおり。>>shinjigyou_koubo.pdf 申請予定の事業者は、こちらを熟読する必要があります。
②新事業進出要件について
基本要件の中で特に重要なものが「新事業進出要件」になります。事業再構築補助金においても、「事業再構築」とは具体的に何か要件を設けていましたが、当補助金においても同じように「新事業とは何か」要件を設けて定義しており、下URLの資料にある要件を満たすことが申請する上で必須となっております。(かなり、事業再構築の要件と似ています)
新事業進出指針のの手引き>>shinjigyou_shishin_tebiki.pdf
③公募スケジュール
第1回公募スケジュールは以下のとおり。7月10日が申請締切、採択結果発表は10月頃、補助事業の実施期間は交付決定日から「14か月以内」となっております。(*実施期間とは、補助事業である設備投資等を(支払いを含め)完了するまでの期間)また、11月以降に2回目の公募開始が予定されております。

④申請方法、事業計画書等の申請書類について
実際の申請は、後日、事務局HPにて6月に公開される「電子申請システム」を通して行います。以下、公募要領からの抜粋です。

申請書類の中で一番重要な「事業計画書」については、上記のとおり後日テンプレートが公開される予定です。ただし、事業計画書の記載内容が公募要領の33~35ページに書いてありますので、42~44ページにある審査項目を考慮した上で、今から事業計画書を書き始めることを勧めます。
⑤当補助金のオンライン説明会について
当補助金のオンライン説明会が4月30日に開催されます。説明会に参加するためには、下URLより参加申し込みする必要があります。当補助金への申請を検討されてい事業者は、是非参加することを勧めます。