今月末に公募開始予定の「省力化投資補助金」について、岸田首相は先週行われた「国内投資拡大のための官民連携フォーラム」において以下のとおり発言しました。
①官邸HP関連記事:令和6年5月30日 国内投資拡大のための官民連携フォーラム | 総理の一日 | 首相官邸ホームページ (kantei.go.jp)
②岸田首相の発言抜粋
- 「来月から、カタログ形式による中小企業の省力化投資支援の受付を開始いたします。先月、カタログの初版を発表し、以降も随時更新しています」
- 「特に、設備投資の基盤となる建設業については、本日の経済界の皆さんからの御指摘を踏まえ、経産省と国交省が連携して、カタログに建設DX(デジタル・トランスフォーメーション)関係の製品も追加し、支援していくよう、両大臣におかれては取組を進めてください。」
建設DX関連商品についても補助対象となると予想はしていましたが、これで確定したことになります。具体的には以下の商品が補助対象となる可能性が高いかと予想します。6月末の公募開始までには商品カタログに追加されるものと思われます。建設DXに関心のある建設事業者は、今後の商品カタログ更新を注視すべきかと思います。
- ドローン
- 3Dスキャナー
- 建設業向けAI関連商品
- パワーアシストスーツ(DXではありませんが)
- その他
さて、当補助金の準備状況ですが、前回の記事でも書いた通り、準備が遅れているように思えます。今月末の公募開始まで1カ月を切っていますが、いまだに(5月31日時点で)たった10商品カテゴリしか登録されてません。数か月前の事務局公募での公募要領には、約300の商品カテゴリを想定していると明記されていることを考えると、対象商品、及び販売事業者の登録が大分遅れているように感じます。大丈夫でしょうか?大変気になるところです。今後、公募開始までに多くの商品カテゴリが登録されることを期待したいと思います。
最後に、申請予定の事業者が準備すべきこととして、GビズIDの取得があります。未だGビズIDを取得されていない事業者は、早めに申請ください。GビズIDの申請サイトは右のとおりです。>>GビズID | Home (gbiz-id.go.jp)