昨年秋の補正予算・経済対策の中に盛り込まれていた新補助金「大規模成長投資補助金」ですが、昨日ミラサポ(中小企業庁広報サイト)にて当補助金の専用サイト・概要資料が公開された旨の記事が掲載されました!
①専用サイト:中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化などの大規模成長投資補助金 | 経済産業省 (seichotoushi-hojo.jp)
②補助金の概要資料:令和5年度補正中堅・ 中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金_概要資料 (seichotoushi-hojo.jp)
当補助金は、成長志向の(事業規模の大きい)中小企業、及び中堅企業が対象であり、新工場・物流センター等の新拠点設立に掛かる費用を補助するものです。「投資額が10億円以上」と非常にハードルの高い申請要件が設定されていますので、申請できる事業者は相当限られます。以下、上の概要資料の説明になりますが、関心のある事業者のみご覧ください。
1)補助金の概要
以下、当補助金の概要になります。(資料の3ページ)また、当資料では「補助対象費用」「事業計画・審査のポイント」等も説明してありますので、ご覧ください。
2)公募スケジュールについて
公募スケジュールは以下のとおりです。1次公募採択発表後に2次公募も予定されているようです。現在分かっている情報はここまでであり、これ以上の詳細な情報は公募開始時(3月上旬予定)に公表される公募要領を待つ必要があります。
最後に、当件に関する記事が2月21日付の日刊工業新聞に掲載されていますので、その要旨を以下紹介しておきます。>>(https://www.nikkan.co.jp/articles/view/702539)
- 「経済産業省は従業員2000人以下の中堅・中小企業による大規模な国内投資を支援する新補助金事業について3月上旬にも公募を始める。」
- 「省力化に向けた新工場建設など10億円以上の投資案件に対し、50億円を上限に3分の1以内を補助する。」
- 「2026年度までの3カ年で総額3000億円を確保した。3月上旬に1次公募を開始し、4―5月に締め切る。外部有識者らによる審査の上、6―7月ごろに採択者を発表する。1次採択終了後、2次公募を実施する予定。」
- 「申請事業者には長期経営計画の策定も求める。経営計画における補助事業の位置付けや自社の持続的な成長にどのようにつながるかビジョンを示してもらうことで、経営者の経営力を確認する。」
- 「政府は地方を含めた持続的な賃上げの実現に向けて、地域経済をけん引する中堅・中小を重視している。成長志向の事業者の大規模投資を後押しし、日本全体の産業競争力強化につなげる。」