本年度の最低賃金については、今まで最低賃金額の予想を含め配信してきましたが、中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)での議論が大詰めを迎えているようです。。以下、昨日の日刊工業新聞記事(https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00680540)からの抜粋ですが、早ければ本日の審議で引き上げ幅の目安が決定する可能性があるとのことです。
- 「急ピッチな物価上昇を背景に、実質賃金の減少が続く中、労働者側、経営者側双方とも一定の賃上げで認識は一致する。岸田文雄政権は全国の平均時給1000円を求めており、早ければ26日に開かれる同小委員会で決着する可能性がある」
- 「8年ぶりに開かれた3月15日の政労使会議の場で、岸田首相が「全国加重平均で時給1000円の達成を目指す」との姿勢を明確に打ち出している。これまで最賃は、新型コロナウイルスの感染拡大のさなかだった2020年の最賃審議を除き、3%超の引き上げが続いている。1000円達成には、39円の引き上げ、率にして4%を上回る上げが必要になる。」
- 「労使がどの程度歩み寄れるかが焦点だ。労働者側の求める47円の引き上げは難しいにしても、1000円を意識した賃上げになる公算は高まっている。」
日刊工業新聞は以上のように報じていますが、ここ数年、毎年のように中央審議会の議論が延長されていることを考えると、本日すんなりと最低賃金の引き上げ幅の目安が決まるかちょっと疑問です。さあ、どうなるでしょう?
最後に、配信前のつい先ほどに当件に関するNHKウェッブ記事を見つけましたので、こちらも紹介しておきます。