既にご存じの方もいらしゃるかと思いますが、本日は経産省が5年以上前から普及に力を入れている「事業者の健康診断ツール」である「ローカルベンチマーク」(通称ロカベン)について書いてい見たいと思います。先週2回にわ分けて中小の財務分析に関する記事を配信しましたが、ロカベンは「財務分析」と「非財務」の両面から、企業の健康診断を行うのが特色です。その概要は右のミラサポPlus記事が一番わかりやすいかと思います。>>マンガでわかる「ローカルベンチマーク」 | 経済産業省 中小企業庁 (mirasapo-plus.go.jp)
個人的には、自社の財務状況をチェックの上、商売のやり方(業務フロー)等を見直すのに大変有益なツール・フレームワークであると考えます。国もロカベンの概念を「経営力向上計画」申請書、ミラサポPlus等に盛り込むなど、その普及に色々工夫はしていますが、実際はなかなか思うようにいってないようです。
今月、このロカベンの 作成ガイドブックが大きく改定になりました。経産省HP公表記事は右。>>ローカルベンチマーク作成ガイド (METI/経済産業省) 今回の改訂版は「SDGs/DX対応版」となっており、「SDGs/DXへの取組に関する記入事例や解説、対話例等を盛り込み、巻末には、初めて取り組む方でもわかりやすいようにSDGs/DXとは何か、取り組む意義等について紹介しています」とのことです。
ロカベン分析に必要な資料は、以下のような3つのエクセルシートだけですので、それほど大きな作業負荷にはならないかと思います。
ご関心のある経営者は、是非ロカベンに取り組んでみては如何でしょうか?まずは、下URLにある作成ガイドブックに目を通することをお勧めします!(40ページほどですが)
【ローカルベンチマーク ガイドブックSDGs/DX対応版(企業編)】 >>locaben_guidbook_sdgs-dx_kigyou.pdf (meti.go.jp)
特に、ロカベンでは業務プロセス・商流を課題を含め明確に記述することで、デジタル化・DXに着手する契機になるかもしれません!以下、上のガイドブックからの抜粋になります。