事業再構築補助金の第10回公募内容について~前回記事の一部修正、補足事項~

事業再構築補助金

先日、以下の記事を配信しましたが、内容に関して一部修正、補足させていただきます。

【速報】事業再構築補助金の第10回公募が始りました!申請締切は6月30日! – YMO (yano-support.com)

1)事業計画書は必ず申請者自身で作成!(事業計画作成代行は禁止!)

先日の記事では以下のとおり書きました。

「公募要領の41ページに新たに「事業計画書は、申請者自身で作成してください」という文が追加され、ちょっと気になりました。コンサル等の外部の支援を禁止しているわけではありませんが、「丸投げはよくない」というメッセージかと思います。」

しかし、公募要領を再度読み直すと、4ページ目に新たに以下の記載が追加してあることを気付きました。

「(事業計画書の)作成自体を外部機関で行うことは認められません」とあります。コンサル等の外部機関の(有償での)助言、添削等の申請サポートは認められるかと考えますが、「外部機関による事業計画書作成代行(丸投げ)は禁止」と理解できます。”作成代行が判明した場合、採択を取り消す”と公募要領に記載されているわけではありませんが、その可能性があるかもしれません?(私見ですが) 今後申請する事業者にとっては、事務局が当件をどのように運用していくか気になるところですね。

2)事業再構築の定義・要件が変更になりました!

事業再構築の定義について、今までの「新分野展開」と「業態転換」が統合され「新市場進出」となりました。また、新たに「国内回帰」が追加されました。

ほとんどの事業者は、「新市場進出」「事業転換」「業種転換」のいづれかに該当するかと思いますが、この3類型の再構築要件は以下のとおりとなります。詳細な説明は、右URL資料をご覧ください。>shishin_tebiki010.pdf (jigyou-saikouchiku.go.jp)

変更点は以下のとおりです。

  • ①製品等の新規性要件においては、今まであった「製造等に用いる主要な設備を変更すること」が削除されました。(とはいえ、原則として補助対象経費の大半(50%以上)は、設備投資である必要があります。)
  • ②市場の新規性要件ですが、定義の内容が変更になってます。今までは「既存製品等と新製品等の代替性が低いこと」という要件でしたが、「既存事業と新規事業の顧客層が異なること」へ変更されています。詳細は上記URL資料の4,5ページをご覧ください。
  • 上記以外の大きな変更点はないかと思います。
矢埜 幸男

矢埜 幸男

これまで幅広い分野で多くの和歌山県内事業者を支援してきました。特に、各種補助金の申請サポート、プレスリリース作成サポートにおいては、事業者のお役に立てると自信を持っております!

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矢埜 幸男

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