5月2日以下の記事で事業再構築補助金において第7回公募(9月末締切??)より「原油価格・物価高騰等緊急対策枠」(緊急対策枠)が新設される旨お伝えしました。
5月2日記事:《速報》【事業再構築補助金】新設される「原油価格・物価高騰等緊急対策枠」の大枠を解説します!>>https://www.yano-support.com/b-subsidy/urgentwaku-gaiyou/
6月3日、事務局は当申請枠に関する詳細な情報を公表しましたので、以下簡単に解説しておきます!
「原油価格・物価高騰等緊急対策枠」に関する新しい資料 >>https://www.meti.go.jp/covid-19/jigyo_saikoutiku/pdf/genyukakaku_bukkakoutou.pdf
①申請要件(特に「売上減要件」)
通常枠と比べて、「緊急対策枠」の「売上減要件」が大きく異なります。下の表にあるとおり「売上減要件」(緊急対策要件)は、「2022年1月以降の(いづれかの月の)売上高(又は付加価値額)が、2019~2021年同月と比較して10%(付加価値額の場合15%)以上減少していること」になります!ただし、「コロナによって影響を受けていること」も申請の際に説明する必要があるとのことです。その他の要件は通常枠と同じになります。
今までの通常枠等の「売上減要件」は満たさないが、今回の緊急対策枠の売上減要件は満たす事業者もいらっしゃるかと思います。そのような事業者様、是非当申請枠の活用をご検討いただければと思います。
②補助上限額・補助率、及び採択率の予想
補助上限額・補助率は以下のとおり。補助上限額は通常枠の半分ですが、中小企業の補助率は3/4(一部2/3)と通常枠より高くなっています。また、審査の際には通常枠より優遇されますので、勝手な個人的期待になりますが、50%台の採択率を予想します。(前回の通常枠の採択率は38%)
③第7回公募からの「審査項目」の見直し
第7回公募から全ての申請枠において、下の赤字部分の審査項目内容が変更になりますので、ご注意ください。
③緊急対策枠の活用事例・イメージ
今回「緊急対策枠」の活用事例・イメージとして以下の3事例を掲載しています。特に今年に入り原油・物価高の影響で売上・利益減等で苦しんでいる事業者、是非当申請枠の活用をご検討いただければと思います。(注)過去の公募回で採択又は交付決定を受けている場合、再度申請することはできませんのでご注意ください。