経産省主要補助金の採択のハードル(採択率)についての分析・私見

事業再構築補助金

先日、経産省・中小企業庁の主要補助金の一覧表を皆様へ提供しました!

「経産省主要補助金の早見表(最新版)をプレゼントします!皆様の補助金活用にお役立てください!」                                                 >>https://www.yano-support.com/p-subsidy/5hojokin-summary/

補助金へ申請する際、申請者(事業者)にとっては、やはり採択のハードル、つまり採択率は気になるところかと思います。全体的にコロナ禍以降の採択率は高くなっておりますが、以下、昨年2021年からの採択率の推移を分析してみました。

1)ものづくり補助金

  • 先週に直近の採択結果が発表になりましたが、ほとんどの事業者が申請する枠である「一般型」の採択率は、前回から続いて60%台という相当高い採択率になりました!過去30%台の採択率の回が結構あったことを考えると「めちゃ採択され易くなった」という印象です。(人気のある事業再構築補助金へ流れて、ものづくり補助金への申請者数が減ったことも一因かと思います。)
  • 4月以降も同レベルの採択率で推移するならば、「狙い目」でしょう!次回公募から新しい申請枠(デジタル枠、グリーン枠など)も設けられますので、詳しくは下URLの概要資料ご覧ください。                       >>https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/2021/hosei/mono.pdf?0303

2)小規模事業者持続化補助金

  • 直近の「一般型」採択率69%にはびっくりです!4月以降の公募でも同程度の高い採択率で推移することを期待したいと思います!
  • 次回公募から新しい申請枠(インボイス枠など)も設けられ申請枠によっては補助上限200万円、100万円もあります。詳しくは下URLの概要資料ご覧ください。                                                         >>https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/2021/hosei/jizoku02.pdf

3)IT導入補助金

  • 昨年度の採択率は60%前後ですね!以前と比べれば、高い採択率かと推測します。
  • 次回公募からインボイス制度対応を支援する「デジタル化基盤導入枠」が新設されます。ソフトに加えハード(PC,タブレット、レジなど)の購入費も対象になります。また、クラウド料も2年分が対象です。詳しくは下URLの概要資料ご覧ください。                                              >>https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/2021/hosei/IT.pdf
  • 4月以降の公募スケジュールは、近日中に公表されるかと思います。   

4)事業承継・引継ぎ補助金

  • 以前から採択率の高い補助金ですが、特にM&A関連費用(仲介料、デューデリ費用などの専門家費用)を支援する「専門家活用型」は80%以上の採択率となってます。
  • 4月以降の公募スケジュールは、近日中に公表されるかと思います。

5)事業再構築補助金

  • 事業再構築補助金の採択率については、今まで何度も説明してきました。採択されるのは、「通常枠」で3社に1社、「特別枠」で3社に2社というところです。
  • 今までの「特別枠」(緊急事態宣言特別枠)は、名称が変更になり「応援枠」(回復再生応援枠)になりますが、66%という採択率は変わらないかと予想します。
矢埜 幸男

矢埜 幸男

これまで幅広い分野で多くの和歌山県内事業者を支援してきました。特に、各種補助金の申請サポート、プレスリリース作成サポートにおいては、事業者のお役に立てると自信を持っております!

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矢埜 幸男

矢埜 幸男

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