日本商工会議所は、毎月「LOBO」(早期景気観測)を公表していますが、今回のトピックスとして最近のコスト増の経営に対する影響度についてレポートしています。
*商工会議所LOBO(早期景気観測)11月度資料 >>https://cci-lobo.jcci.or.jp/wp-content/uploads/2021/11/LOBO202111.pdf
1)当調査結果のサマリー
- 下の図2枚は、調査結果のサマリーになりますが、「資源価格上昇等のコスト増が9割超の事業者へ悪影響を与えている」とのことです。
- 代表的なところで、原油価格、木材(ウッドショック)、鉄鋼というところでしょうが、最近総じて仕入れ価格等が上昇していており、かなりの負担増となっいる事業者様も多いかと思います。
- 下2枚目の図に、BtoC・BtoBに分けてコスト上昇分を価格転嫁できているかの調査結果が載っております。BtoC・BtoB共に8割以上の事業者で「価格転嫁できていない」という回答のようです。
- 最近のコスト増が、多くの事業者の収益を圧迫しているのが現状ですが、一般論から言えば、以下のような対策になるのでしょうか?
- 厳しい状況の中でも生産性を上げる(売上・粗利を上げる、業務効率を上げる)
- 価格転嫁の可能性を検討する。
- 経費の見直しを行う。
- そして、事業再構築・新規事業の可能性を検討、実施する。
いづれも、言うのは簡単ですが、まだ続いていますコロナ禍の中でなかなか難しいのは十分承知しています。現在色々出ている補助金等も活用しながら、ご対応できないものかと考えます!