今朝の新聞各紙が報道しているとおり、本日、経済対策が閣議決定されます。日経新聞等で伝わっている主な情報は以下のとおり。( )は私見・補足になります。
- 「経済対策の規模は、財政支出ベースで55.7兆円程度。2020年に編成した経済対策を超えて過去最大規模となる。」
- 「岸田文雄政権が掲げる分配政策の目玉として家計や企業向けの給付が膨らんだ。」 (つまり、18歳以下への10万円給付(2兆円?)、事業者への持続化給付金の第二弾:事業復活給付金(2.8兆円など)のこと)
- 「財源の裏付けとなる21年度補正予算案には31.9兆円を計上する。」(経済対策はこのほか20年度予算からの繰越金や22年度予算案に盛り込む予備費の5兆円を加えた数字。補正予算案は今月中に閣議決定後、来月の臨時国会で成立する見通しです。)
- 「中小企業の脱炭素化やデジタル化への投資を加速する政策パッケージを講じる。業態転換を支援する「事業再構築補助金」を拡充する。」 (事業再構築補助金の「グリーン枠」新設など、そしてデジタル化ということであれば、IT導入補助金等が特に拡充されるのでしょうか?)
- 事業再構築補助金に6100億円、「生産性革命推進事業」(ものづくり補助金・持続化補助金・IT導入補助金)に約2000億円を計上する。(事業再構築補助金の予算額は、昨年の補正予算額の約半分にはなりましたが、それでも6100億円とは相当な巨額予算かと思います。)
- 「財政の単年度主義の弊害是正にも配意する。」 (特に事業承継・引継ぎ補助金は「基金化」して通年公募にすべきと個人的に思ってます)
経済対策の中で予想される「事業者支援策」は、先日配信しました以下の記事のとおり。
11月15日配信記事:「経済対策(補正予算)の中で予想される中小事業者支援策をまとめてみました!」 >>https://www.yano-support.com/management/keizaitaisakusummary/
本日、閣議決定後、経済対策に関する詳細な情報が内閣府HPに掲載されます。判明次第、≪速報≫として明日にでも関連記事を配信します。