ご承知のとおり、「カーボンニュートラル」(CO2削減・ゼロ)「温暖化対策」は世界的な動きであり、今後、政府も積極的に推進していくものと思われる。新聞等のメディアにも毎日のように関連記事が掲載されていますが、「中小事業者にとっての「カーボンニュートラル」とは具体的に何か?その影響は何か?」についてはピンとこない方も多いのではないでしょうか?
先月、商工中金が約5300社を対象に行った「中小企業のカーボンニュートラルに関する意識調査」を公表しました。ご関心のある方、是非下のURLに目を通してみては如何でしょうか?
1)商工中金の調査結果レポート >>https://www.shokochukin.co.jp/report/research/pdf/other211021.pdf
以下、調査結果資料についての簡単な解説になります。(日刊工業新聞記事からの抜粋:https://newswitch.jp/p/29472)
①カーボンニュートラルの進展が経営に好影響または悪影響を与えると回答した企業は全体の71%に上った。ただ、具体的な方策を実施または検討している企業は約20%にとどまり「規制やルールが決まっていない」や「対処方法や他社の取り組み事例などに関する情報の乏しさ」を課題に挙げる企業が多かった。
②今後カーボンニュートラルに向けた方策を実施・検討する動機になり得るものとしては「エネルギーコストの削減」と回答する企業が最も多かった。「補助金・税制優遇」「規制強化・法制化」「企業イメージの向上」を挙げる企業も目立った。