1)デジタル化応援隊の再開は1か月後!
昨日、IT専門家の無料派遣制度である「デジタル化応援隊事業」が、(IT専門家等の不正行為により)一時停止となることをお伝えしました。
今回の不正事案を受け、事務局は以下の記事を公表しており、今後利用規約を見直した上で約1か月後に申請受付を再開するようです。
「(重要なお知らせ)事業の一時停止及び利用規約の改定について」
>>https://digitalization-support.jp/documents/temporary_suspension.pdf
公的支援制度の「専門家派遣制度」としては、以前にもミラサポ専門家派遣制度(現在の「中小企業119」)でも不正行為があり、近年利用規約が大変厳しくなっておりました。
個人的な意見ですが、専門家派遣制度は制度上、どうしても不正の抜け穴があることは事実かと思います。しかし、事業者支援としての専門家派遣制度は、国、そして多くの公的支援機関が実施しており、多くの事業者が喜んでいる・役立っていることも間違いありません。今回の不正事案は大変残念なことですが、是非とも引き続き積極的に継続してもらいたいと考えます。(事業者にとっては、利用規約が厳しくなり、報告作業など少し面倒になることにはなりますが)
2)「関西おもしろ企業事例集:Vol.14 手仕事(職人技)が欠かせないものづくり編」
>>https://www.kansai.meti.go.jp/1-9chushoresearch/jirei/210915jirei.pdf
この事例集は、近畿経済産業局が定期的に発行しているものです。今回は、「デジタル化への対応を図りつつも、ものづくりの要所では人の手による熟練された技術に重きを置きながら、高品質・高付加価値な製品を提供し、それが企業価値の向上、ブランディングに繋げている事業者の事例」になります。以下、掲載されている10事例ですが、ご興味のある事例があれば、上URLへアクセスの上、事例詳細をご覧いただければと思います。
(1)株式会社生田(大阪府)ランドセル製造業:オープンな工房と販売で見学者を魅了する完全ハンドメイドを支える職人技術
(2)株式会社ウエダ美粧堂(大阪府)一本一本心を込めた職人技でふんわり美肌プロ仕上げ~日本製高級化粧筆
(3)カネキチ工業株式会社(和歌山県)命を吹き込む職人作業 ニットへの想いも一緒に紡ぐ吊り編み機
(4)川村義肢株式会社(大阪府):義肢装具製造業、一品一様への「あきらめない」への拘りは、「お客さまの願いに応えたい」ために
(5)光和産業株式会社(大阪府)標識は地域毎に違いがある!? ITとものづくりで実現する「安全への道標(みちしるべ)」
(6)株式会社タレックス(大阪府)「はたらくサングラス」を支えるのは高度な手仕事。アナログ技術こそが品質の証
(7)株式会社馬場刃物製作所(大阪府):包丁製造業、職人の想いがこもった一本は「根拠あるものづくり」の技から生まれる
(8)ヤマヤ株式会社(奈良県)「オーガニックコットン靴下」を世界に! 伝統技術と職人技で作る環境に優しい靴下
(9)株式会社由利(兵庫県)鞄の街で輝く 手作業のリレーが作るブランディング
(10)吉川清商店(奈良県)貫き続けた(野球)グローブへの想い brother’s(兄弟)で未来へ繋ぐ