昨年より各種補助金申請の際、「電子申請」が主流となっております。ご承知のとおり、電子申請の際、「GビズID」なるアカウントの取得が必要であり、この1年で多くの事業者様が取得されたかと思います。
*GビズID特設サイト>> https://gbiz-id.go.jp/top/
ところで、このGビズIDを使って、補助金申請以外にも労働保険の申請など各種行政手続きに関しても、電子申請できることをご存じでしょうか?(当方、補助金関連の相談を多く受けてますが、案外、知らない人が多いような気がします)GビズIDで電子申請が可能な行政手続きのリストは下URLのとおりです。
>>https://gbiz-id.go.jp/top/service_list/service_list.html
GビズIDを使っての電子申請できる代表的な手続きは「社会保障」「雇用保険」「労働保険」になりますが、電子申請のメリットは簡単に言えば以下のとおりです。
1)いつでもどこでも手続可能!
労働局、労働基準監督署、年期事務所、ハローワークなど申請窓口に出向く必要はありません。窓口での待ち時間がなく、自宅やオフィスにいながら申請や届出ができます。窓口の開設時間にとらわれず、24 時間 365 日、いつでも手続が可能です。
2)カンタン・スピーディに申請!
大量の申請書類への記入も、電子申請ならデータでスピーディに処理できます。毎年提出する年度更新申告であれば、前年度の申請情報を取り込めるので、入力は変更と修正だけで済みます。入力チェック機能や計算機能があるので、記入漏れや記入ミスも防げます。
3)ムダな時間やコストも削減!
申請・届出用紙を入手する必要がなくなり、申請内容によっては複数の手続をまとめて申請できます。また、書類申請のために必要だった移動費・手数料・人件費などのコストが削減できます。
下URLには、実際に社会保険の電子申請を利用した事業者の生の声です。(皆さん、便利になったと喜んでいます) >>https://www.mhlw.go.jp/content/000668756.pdf
ということで、労働保険、雇用保険、社会保障の行政手続きの電子申請を試してみては如何でしょうか?以下一例として、労働保険に関し電子申請する方法を紹介します。
*労働保険の電子申請のやり方 >>https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/hoken/denshi-shinsei/application/
*労働保険申請のガイドブック >> https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/hoken/denshi-shinsei/download/guidebook.pdf
社会保険、雇用保が電子申請できるサイトは、下の「e-Gov電子申請」サイトになります。 >>https://shinsei.e-gov.go.jp/
以上、GビズIDを使っての電子申請可能な代表的なサービスですが、そのほかにも以下のような行政サービスもGビズIDで電子申請可能なです。
- A)経営力向上計画の電子申請
- *ご存じ通り経営力向上計画のメリットは、「新規設備の一括償却、もしくは10%税額控除」「補助金での加点措置(持続化補助金など)」などがあります。
- 電子申請であれば、申請書を経産省(近畿経済産業局など)へ郵送する必要はありません。
- >>https://www.keieiryoku.go.jp/
- B)TeCOTサービス
- *TeCOTは、海外出張の際に新型コロナウイルス感染症の検査が可能な医療機関を検索・比較をスムーズにオンライン予約ができるサービスを無償で提供しています。
- >>https://www.tecot.go.jp/
9月にはデジタル庁が発足しますが、今後、行政手続きの電子申請は加速的に普及していくかと思います。事業者の皆様、今から今回紹介した行政手続きの電子申請を試していただければ幸いです。