- 【重要】 事業再構築補助金の公募が始まりました!公募要領を解説します!
今回の1回目公募に申請予定の事業者様、下の公募要領をまずは熟読ください!
- 事業再構築補助金:公募要領(1回目)
>>https://jigyou-saikouchiku.jp/pdf/koubo001.pdf
- 事業再構築補助金の特設サイト
>>https://jigyou-saikouchiku.jp/#c3_3
以下、公募要領の記載事項の中で、下の「事業再構築補助金の概要」にない情報を中心に重要なポイントを解説したいと思います。(簡単な解説ですが、それでも少し長くなります)
- 事業再構築補助金の概要資料
>>https://www.meti.go.jp/covid-19/jigyo_saikoutiku/pdf/summary.pdf?0215
【1回目公募スケジュール】
- 公募開始:令和3年3月26日(金)
- 申請受付:令和3年4月15日(木)予定
- 応募締切:令和3年4月30日(金)18:00
*採択結果は第1回の採択発表は、6月上旬~中旬頃を予定。
*正式な交付決定は採択発表の1か月後ぐらい。(交付決定を受けて、初めてお金が使えます)
*補助事業実施機関(事業を完了する期間)は「交付決定日~12 か月以内(ただし、採択発表日から 14 か月後の日まで)」
【事業計画書作成に関する記載、注意事項】
- 今回公表された資料には入っていませんが、後日別途「電子申請入力項目」なる資料が公表されます。
「電子申請で入力いただく内容を示す電子申請入力項目を用いて、申請内容のご準備を行って いただくと、電子申請の受付開始後、円滑に手続きいただけます」(16ページ)
- 23、24ページに「事業計画書作成における注意事項」がありますので、ここは《熟読》ください!
- 「事業計画書の具体的内容については、審査項目を熟読の上で作成してください。~~~ 以下、1~4の項目について、A4サイズで計15ページ以内での作成にご協力ください。」
- 補助事業の具体的取組内容
- 将来の展望(事業化に向けて想定している市場及び期待される効果)
- 本事業で取得する主な資産
- 収益計画
- 上の1、2はものづくり補助金と同じですね。「4.収支計画」の記載事項の一つである「収支計画(表)ですが、ものづくり補助金事業計画書フォーマットの「その3:会社全体の事業計画 」を参考にされると良いかと思います。
*ものづくり補助金事業計画書フォーマット(ワード)は下URLにある「参考様式1 事業計画記載項目(6次締切分)をダウンロードください。
>>https://portal.monodukuri-hojo.jp/about.html
- 事業再構築補助金の事業計画書フォーマットは、上URLにあるものづくり補助金事業計画書フォーマットのようなものが今後公表されるかもしれませんが、公募用には以下の記述があります。
- 事業計画書は、最大15ページで作成してください。 ※ Word 等で作成の上、PDF 形式に変換した電子ファイルを電子申請システムの所定の場所に添付してくださ い(様式自由)。」(25ページ)
ということで、今のところは、ものづくり補助金の事業計画書フォーマット(ワード)を参考にして、事業計画書を書いてみては如何でしょうか?
- 前述しておりますが、事業計画書の枚数はA4サイズで計15ページ以内であり、25ページに以下の記載があります。
「15ページを超える事業計画を提出いただいた場合であっても、審査対象として取扱いますが、可能な限り15 ページ以内での作成をお願いいたします。」
【審査項目】
- 27ページに「審査項目」が、「事業化点」「再構築点」「政策点」に分かれて、13の審査項目が具体的に記載されています。ここも《熟読》ください。
- 加点項目ですが、28ページにあるとおり【令和3年の国による緊急事態宣言の影響を受けた事業者に対する加点】のみになっています。当方、事業継続力強化計画も加点になるかと予想していましたが、予想は外れました。
【その他の重要事項】
- 予想していたとおり、国のローカルベンチマーク(ロカベン)の財務分析が必須となりました。
「「中小企業向け補助金 総合支援サイト ミラサポ plus」(https://mirasapo-plus.go.jp/)の「電子申請サポート」で事業財務情報を作成の上、ブラウザの印刷機能で PDF 出力し、提出 していただきます。」(14ページ)
この「事業財務情報」を作成するには、GビズIDを使用してミラサポPlus会員登録がまず必要です。作成方法については、下にあるYoutube動画をご覧ください。
- 「ミラサポplusでの財務情報の管理方法」
>>https://www.youtube.com/watch?v=yYv9bSLu8W4
また、ロカベンには財務情報以外にも非財務情報(「業務フロー」「商流」「4つの視点」)のシートも入っていますが、これらのシートの作成は任意だそうです。任意と言われも困ってしまいますね。まずは、事業計画書作成に十分な時間を費やしてください。個人的な意見として、余力があれば、ロカベンの非財務情報も書いてみては如何でしょうか?
- 補助金額が1000万円を超える案件では、補助金の対象である施設、設備等に対し、損害保険への加入義務が課されることになりました。(13、14ページ)
「補助金額が 1,000 万円を超える案件では、本事業により建設した建物等の施設又は設備を対象 として、次に定める付保割合を満たす保険又は共済(補助金の交付対象である施設、設備等を対象として、自然災害(風水害を含む。)による損害を補償するもの)への加入義務を負うことに ついて同意していただきます。
ただし、小規模企業者にあってはこの限りではなく、保険又は 共済加入に変わる取組を実施することでも差し支えありません。小規模企業者 加入推奨(推奨付保割合 30%以上) ・中小企業等 30%以上 ・中堅企業等 40%以上」
- 12ページにあるとおり、申請に当たっては「認定支援機関による確認書」が必要になります。(これは事業計画書書作成を支援した認定支援機関が書くものです。)また、補助金額3000万円以上の案件では、「金融機関による確認書」も必要になります。この確認書のフォーマットは、後日特設サイトで公表になると思います。
ものづくり補助金も2年前までは「認定支援機関による確認書」が必要でしたが、ご参考まで、下URLは昔のものづくり補助金の確認書フォーマットになります。
>>http://www.chuokai-kanagawa.or.jp/now_mono/wp-content/uploads/2018/03/【29補正】認定支援機関確認書.pdf
以上、1回目の公募申請予定の事業者様、繰り返しますが、公募要領を熟読ください。特に【事業計画書作成に関する記載、注意事項】と【審査項目】は良くお読みください!
締切までちょうど1か月です。本気で補助金を取りに行くための事業計画書作成には、かなりの時間・努力が必要です。また、多額の補助金を受けるために、相当な努力・時間を掛けることは当然かとも思います。皆様のご健闘を祈っております!
最後に、事業計画書作成のための参考情報をひとつ。作成レベルはものづくり補助金の事業計画書と同レベルとのことです。(とはいえ、A4で15枚とのことですので、ものづくり補助金よりももっと精緻に、そして説得力のある記述が求められそうです。)
以下にあるミラサポPlusのページにものづくり補助金事業計画書の事例が5つありますのでご覧ください。
- ミラサポPlus:「補助金虎の巻」