- 持続化補助金コロナ型第4回締切分の採択結果、今後の当補助金活用について私見を述べます!
5日午後、小規模事業者持続化補助金「コロナ特別対応型」4次締切分の採択結果が公表されました。
下の表のとおり、前回のコロナ型第三回締切分の採択率は34%と低いものでしたが、今回(コロナ型第4回締切分)の採択率は29%と更に低い数字になりました。申請者数が5万社以上と過去1年で最も多かったとはいえ、不採択となった4万社近い事業者のことを考えると、とてもとても残念です。
本年度の持続化補助金の採択結果 |
申請者数 |
採択者数 |
採択率 |
|
1次締切 |
コロナ型 |
6,744 |
5,503 |
82% |
一般型 |
8,044 |
7,308 |
91% |
|
2次締切 |
コロナ型 |
24,380 |
19,833 |
81% |
一般型 |
19,154 |
12,478 |
65% |
|
3次締切 |
コロナ型 |
37,302 |
12,664 |
34% |
一般型 |
13,642 |
7,040 |
52% |
|
4次締切 |
コロナ型 |
52,529 |
15,421 |
29% |
大変残念な結果ですが、終わってしまったことです。以下、今回不採択になった事業者様の今後のアクションについての私見・アドバイスを述べたいと思います。
- 当方の私見・アドバイス:「3月公募開始予定の「持続化補助金:低感染リスク型ビジネス枠」へ再度申請してみる」(もし投資を延ばせるのであれば)
- 3次補正予算の中の(持続化補助金を含む)3主要補助金「低感染リスク型ビジネス枠」に2300億円もの予算が計上されています。(ちなみに前回1次補正予算の「コロナ対応特別枠」予算額は700億円でした)
- 上の表にあるとおり、前回「コロナ対応特別枠」の1次締切分、2次締切分の採択率は80%以上と高いものでした。推論にはなりますが、3月から新たに始まる(コロナ対応特別枠の後継である)「低感染リスク型ビジネス枠」の1次・2次の採択率は高くなる可能性が高いと予想します。
- その上で「今年1~3月のいずれかの月の売上高が対前年(or対前々年)同月比で 30%以上減少していること」という要件を満たせれば、最近公表になった「特別措置」を受けることで審査で加点されます。(優先採択)
- もし今回不採択となった事業の投資をしばらく延ばせるのであれば、同じ内容で経営計画書を少しブラッシュアップの上「低感染リスク型ビジネス枠」へ申請されることを個人的に強く勧めます。
- 以下、持続化補助金の経営計画書ブラッシュアップに役立つ情報を再掲しておきます。(ミラサポPlus)
*持続化補助金の申請書!書き方事例①>>https://mirasapo-plus.go.jp/hint/7304/
*持続化補助金の申請書!書き方事例②>>https://mirasapo-plus.go.jp/hint/9861/
*持続化補助金の申請書!書き方事例③>>https://mirasapo-plus.go.jp/hint/12060/
- 上の私見・アドバイスは、あくまでも「3月から申請開始となる「低感染リスク型ビジネス枠」の第一回締切分の採択率はかなり高くなるだろう」という予想に基づいてます。当方、この予想にはかなりの自信がありますが、もし予想が外れた場合は平に謝るのみです。
それにしても、同一の補助金申請において締切回が異なると、ここまで採択率に違いが出てくる事実は如何なものかとも考えます。不公平感を否めません。補助金においては予算額が決まっておりますし、(コロナの影響等で)申請者数の予想も大変難しいことは十分承知しておりますが、大きな課題のような気がします。
さて、今週には4次締切分ものづくり補助金(通常枠・特別枠・グローバル展開型)の採択結果が発表になると予想しております。当方も多くの事業者様の申請を支援しましたが、高い採択率になることを祈るばかりです。