【YMOニュース#71-令和②】年金制度改革関連法が成立 どう変わる?(パートさんの厚生年金加入の適用拡大など)

厚労省助成金・支援策
  • 年金制度改革関連法が成立 どう変わる?(パートさんの厚生年金加入の適用拡大など)

29日、パートなどで働く短時間労働者の厚生年金適用拡大を含む年金制度改革関連法が国会で成立しました。詳しくは、下URLのウェッブ記事ご覧ください。

  • NHKウェッブ記事「年金制度改革関連法が成立 どう変わる?課題は?」

>>https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200529/k10012450031000.html?utm_int=news-life_contents_list-items_001

当メルマガでも数度取り上げましたが、昨年から政府が年金を含む将来の社会保障のあり方を議論している「全世代型社会保障会議」についてはおぼえていらっしゃるでしょうか?

  • 昨年12月配信記事「全世代型社会保障会議の中間報告について」

>>https://yorozu-wakayama.jimdofree.com/news181-2019/

「社会保障」の範囲としては、「年金」「労働」(定年延長、フリーランス、副業)「医療」「予防・介護」がありますが、今回いち早く「年金」分野が法制化されたことになります。ちなみに、上の「全世代型社会保障会議」の最終報告は当初6月に公表予定でしたが、新型コロナの影響もあり年末まで先送りされました。

  • NHKウェッブ記事「全世代型社会保障検討会議 最終報告は年末に先送り」

>>https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200522/k10012441531000.html

さて、今回成立した年金制度改革関連法の内容ですが、「全世代型社会保障会議の中間報告」どおりとなっております。以下要点ですが、詳細は上のNHKウェッブ記事ご覧ください。

  • パートの厚生年金加入は、2022年10月に「101人以上」に、2024年10月に「51人以上」まで、2段階で引き下げる。
  • 在職老齢年金制度の年金減額基準については、今後「60歳以上一律で47万円」(賃金と年金 の合計額)とする。「在職老齢年金」とは、働いて一定の収入がある高齢者の年金を減らす仕組みのこと。
  • 60歳から70歳まで自分で選択可能となっている年金受給開始時期について、その上限を75歳に引き上げる。

パートへの厚生年金加入の適用拡大については事業者負担が増えることから、国会でも新型コロナの影響を考慮すべきとの議論があったようですが、労働者の年金を確保する必要があるとして、当初の案のままとなったようです。

矢埜 幸男

矢埜 幸男

これまで幅広い分野で多くの和歌山県内事業者を支援してきました。特に、各種補助金の申請サポート、プレスリリース作成サポートにおいては、事業者のお役に立てると自信を持っております!

関連記事

特集記事

矢埜 幸男

矢埜 幸男

成果を出して事業者と一緒に喜びたい! 管理部門から営業・マーケティングと幅広い実務経験・スキルあり! これを活かし経営全体のサポートを致します。 特にマーケティング、業務改革に強いです!

最近の記事
  1. 【YMOニュース#1-令和②】経産省が新たに「中小M&Aガイドライン」を策定しました!

  2. 【YMOニュース#5-令和②】当財団の雇用創造プロジェクト関連の補助金案内

  3. 【YMOニュース#4-令和②】中小企業向け補助金・総合支援サイト「ミラサポplus」の開設について

ランキング

  1. 1

    【第3弾】経産省が価格交渉・転嫁に後ろ向きな大企業を「実名」で公表!2024年1月公表分

  2. 2

    初めて!経産省が下請事業者との価格交渉・転嫁に後ろ向きな大企業を「実名」で公表!【下請け事業者必見】

  3. 3

    話題のChat GPTで市場調査してみた!事業計画書作成で役立つか検証してみた!

TOP