一昨日、省力化投資補助金の最新情報を配信しましたが、その直後に注目していた今年新設される「一般型」の公募要領、PRチラシ等が公開されました。
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省力化投資補助金事務局HPでの公表危機:一般型|中小企業省力化投資補助金
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省力化投資補助金「一般型」公募要領:application_guidelines_ippan.pdf
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省力化投資補助金「一般型」PRチラシ:shoryokuka_leaflet_ippan.pdf
1)省力化投資補助金「一般型」とは何か?
公募要領に目を通しましたが、以下の公募要領にある概要説明文にあるとおり、ざっくり言って「省力化投資補助金「一般型」は、今までのものづくり補助金「省力化(オーダーメイド)枠」とほぼ同じ」と理解できます。つまり、今までのものづくり補助金「省力化(オーダーメイド)枠」が、省力化投資補助金「一般型」へ移行しただけとも言えます。
①省力化投資補助金「一般型」公募要領にある概要説明
②昨年のものづくり補助金公募要領にある「省力化(オーダーメイド)枠」概要説明
当方は、今回の「一般型」は、デジタル技術を活用した専用設備以外にも、例えば単なる(オーダーメイドの)システム構築も補助対象になるかもしれないと拡大解釈していましたが、期待外れでした。補助対象は、あくまでも「デジタル技術等を活用した専用設備(オーダーメイド設備)のみであり、この点から「今までのものづくり補助金「省力化(オーダーメイド)枠」とほぼ同じ」と理解できます。個人的に、補助の対象領域はもっと広範に渡るのではと期待していただけに残念です。
当補助金の活用のイメージですが、以下PRチラシにある簡単なイメージ、及びものづくり補助金「省力化枠」とほぼ同じということで、参考のためにものづくり補助金省力化枠の活用イメージも紹介しておきます。
2)省力化投資補助金「一般型」の大枠、事業概要
記事の最後に事務局HPにある事業概要を貼り付けています。詳細は公募要領を熟読ください。また、以下のような事業者は、今回の省力化投資補助金「一般型」へは申請できませんので、ご注意ください。
- 過去に「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」又は「中小企業等事業再構築促進補助金」の交付決定を受け、補助事業が完了していない事業者
- 過去3年間に、2回以上「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」又は「中小企業等事業再構築促進補助金」の交付決定を受けた事業者
3)公募スケジュール、及び申請方法
公募スケジュールですが、「3月上旬申請様式公開、3月中旬申請受付開始、3月下旬申請締切予定。詳細は後日お知らせします」とのことです。事業計画書を含む申請書類・様式ですが、概要説明が公募要領の26ページにあります。これを見る限り、現行のものづくり補助金の申請様式に似てくるかと思います。(補助金事務局が同じ中央会ですので、当然ですね)
申請様式公開から申請締切まで1か月もないですから、申請要件を満たした上で申請したい事業者は、今から事業計画書のドラフト(下書き)作成を始めることを勧めます。公募要領26ページを考慮し、下にあるものづくり補助金の事業計画書参考様式(ワード)を使って書き始めてはいかがでしょうか?
*ものづくり補助金「参考様式 事業計画書 記載項目(18次締切分)」:参考様式_事業計画書記載項目_18次締切_20240522.docx
4)申請者数、採択率の予想
3月下旬締切の第1回目公募の予想ですが、「ものづくり補助金「省力化(オーダーメイド)枠」とほぼ同じ」であることを踏まえると、以下の昨年実施されたものづくり補助金18次公募の採択結果が参考になりそうです。あくまでの個人的な予想ですが、申請者数は1000社前後、採択率は予算が余っていることもあり50%前後ぐらいかなと勝手に思っています。